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人気留学先トップに選ばれた国は……カナダ!社会人にも人気の留学先トップ3位は?

4/28(金) 16:20配信

HARBOR BUSINESS Online

 今や社会人や大学生だけではなく、中高生でも希望者が増えているという留学。昨今の留学生事情はどうなっているのだろうか。

 日本最大級の留学エージェントである「留学ジャーナル」は、利用者のデータを基に、日本人留学者および、留学希望者の動向を調査。その分析結果を4月25日に発表した。

◆人気留学トップは2年連続であの国

 2016年に留学ジャーナルを利用して実際に留学した国は、1位カナダ、2位アメリカ、3位オーストラリアという結果となった。カナダは2年連続でトップに選ばれた。また、昨今の欧州を中心とする海外の情勢不安を避けて、4位には昨年のイギリスに替わって、ニュージーランドがランクインした。

 さらに、3位のオーストラリアへの出発者数が前年比で35%増えたのに対し、アメリカはわずか8%しか増加しなかった。2位と3位の差は僅差となっている。

 また、留学検討者の人気留学先は1位アメリカ、2位カナダ、3位オーストラリアだった。実際の留学先と比べて、アメリカとカナダの順位が逆転していた。イギリスは昨年に比べて順位は1つ上げた3位だが、全体の比率は前年比2割減となった。

 一方、ドナルド・トランプ新大統領の誕生で、政情不安などが懸念されるアメリカは、留学希望者が10%も減少。順位は依然として1位だが、2位のカナダが11%と急増したこともあり、その差はわずか3%。ダントツ人気という国ではなくなっていた。

◆留学生は50歳以上が3割超に

 留学ジャーナルを利用して留学に出発した社会人は、前年比4%増という結果だった。さらに、20代も4%増え、30代は微増、50代以上は3割以上増加していた。職業別では会社員全般が前年比16%増だったのに対し、最も増えていたのは教職員、なんと34%も増えていた。

 さらに、高校生までの留学相談件数は6年連続で増加していた。前年比では7.2%も増えており、若い世代にも留学に対する意識が浸透してきたことを示している。

 留学を検討する大学生に、所属する大学に留学制度があるかどうか聞いたところ、「ある」という回答が85.4%にも上った。しかし、その留学制度を利用する意向があるかどうかについては7割が利用しないと答えている。

 留学制度を検討する上での障壁については、「語学力が基準に満たない」が44.3%でトップ。続いて「行きたい提携校がない」が28.1%、「留学する時期が合わない」が27.3%だった。

◆企業や大学のグローバル化の影響は定着

 もちろんこの時期になると、就活のために大学の留学制度を使用する学生もいる。検討者に「就職内定率や雇用情勢など、就職状昨年況が留学検討に影響するか」を聞いたところ、37.9%もあった「影響あり」「やや影響あり」といった回答が、今年は30.2%までダウン。

 具体的な影響や対策については「留学時期を早める」9.3%、「留学時期を短くする」5.8%との回答があった。

 調査元の留学ジャーナルはこの結果について、「大学や企業におけるグローバル化の影響がすでに定着しつつあることや、大学生の就職内定率が改善していることで、意識の変化があった」と推測している。

<取材・文/HBO取材班>

【参照】留学ジャーナル『留学白書2017』

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最終更新:4/28(金) 18:13
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