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【派遣女子・更新なし】一浪で大学合格するも、教員採用試験は不合格……派遣をしながら教員浪人の明日はどっちだ

4/29(土) 13:00配信

Suits-woman.jp

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員として働いている佐々木朱里さん(仮名・26歳)にお話を伺いました。朱里さんは知的そうな黒髪のストレートボブに、チェック柄のシャツの上からグレイのパーカーを羽織っていました。薄い細身のスキニーデニムに紺色のコンバースを合わせています。茶色の革製のトートバッグには、ブックカバーがついた本や漫画の単行本、クリアファイルが入っているのが見えました。カジュアルなファッションは、まだ学生のようにも見えます。

「本当はキラキラ女子のようなOLファッションにも憧れるのですが、自分が着るのには抵抗があって」

OLの仕事は、あくまで教員採用試験までのつなぎだと言います。

「派遣の仕事がない時は、塾講師の短期アルバイトもしています」

“本当は教師になりたかった”と言う朱里さん。そんな彼女に、どうして派遣で働いているのか聞いてみました。

朱里さんは、都心から1時間ほどの距離にある千葉県の町で育ちました。

「父も母も地元が千葉で。姉はもう結婚して家を出て行っているので、実家には自分と両親しかいないですね」

共働きの両親は、家を開けがちだったため、6歳年上の姉と過ごすことが多かったそう。

「父が軌道整備士っていう、電車の線路の補修とかする仕事で。基本、終電後から始発までの時間帯で作業をするので、学校から家に帰ると父が寝ていたりするので気を使っていましたね。母も近所のファミレスで昼間はパートで働いたりしていたので、学生時代は姉妹で過ごすことが多かったです」

家にいる時間よりも、学校や塾で過ごす時間の方が長かったと言います。

「家で留守番させておくのが危なかったせいもあって、小学校に入ったら塾に通わされていたんですよ。そこに母がお迎えにくる形で。勉強自体は苦ではなかったので、漢字や九九とかすぐ覚えましたね」

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最終更新:4/29(土) 13:00
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