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次代のエースはフットサルから生まれる? 日本でも始まった“サッカーに生かす”新たな取り組み

4/29(土) 18:00配信

Football ZONE web

ペップもフットサルに影響を受ける

 ネイマール、リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ。ずらりと並ぶこのビッグネームを目にして共通するキーワードがすぐに思い浮かぶだろうか。

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 元ブラジル代表のロナウジーニョも彼らと同じグループであるといえばサッカーファンにとって簡単過ぎる問題に聞こえるかもしれないが、残念ながら答えは「バルセロナ」ではない。ほかにもマルセロ(レアル・マドリード)、ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)、セスク・ファブレガス(チェルシー)といった選手の名前を挙げることもできる。国籍も、年齢も、ポジションもバラバラの選手たちの共通点とはいったい何だろうか――。

 それは彼らが皆、サッカー選手としてのルーツがフットサルにあるということ。幼少期にフットサルをプレーし、選手としての骨組みを形成してきた。そのことはメディアのインタビューなどでも公言している。

 スペインやブラジルではサッカーの指導要綱に取り入れられ、サッカーとの結び付きが強い。ネイマールは15歳までフットサル選手としてキャリアを積んでいた。その片鱗は彼が頻繁に見せる足の裏を使った巧みなドリブルからも垣間見える。

 日本では全く別のスポーツとして切り離されて考えられがちだが、フットサルを学ぶことはサッカー選手としての成長にも大きな影響を及ぼしているといえる。あの名将ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)もフットサルの練習に足を運び、そこからサッカーに生かすためのヒントを得ているという。

 スペインやブラジルに遅れをとったものの、日本でも「サッカーに生かす」という形でフットサルを広める取り組みが始まっている。

ミゲル元日本代表監督も推奨

 その先頭に立っているのが、元フットサル日本代表の稲葉洸太郎(フウガドールすみだ)と、元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏(現フットサルタイ代表監督)の二人だ。今年3月、稲葉がテクニカルディレクターを務めるフットサルスクール「POTENCIA(ポテンシア)」のメソッドプロデューサーにミゲル氏が就任。サッカースクールへの新しいメソッドの導入展開や、中学・高校・大学年代の学校やクラブチームへの出張指導を行うなど普及活動に勤しんでいる。

 3月下旬、ミゲル氏が来日したタイミングで二人にプロジェクトに懸ける意気込みを訊いた。

 稲葉は日本フットサル界をけん引する存在で、2012年に当時45歳だった三浦知良(横浜FC)が参加したことでも広く知られるようになったフットサル・ワールドカップ(W杯)に二度出場。W杯における日本人最多得点記録を保持している第一人者だ。以前からフットサルスクール事業に携わってきたが、「日本ではフットサルとサッカーが完全に棲み分けられていて、フットサルとサッカーが別物だと思っている保護者がたくさんいました」と、どこか行き詰まりを感じずにはいられなかった。

 そんな時に声をかけたのが恩師のミゲル氏だった。同氏は稲葉と同じように、日本サッカーの発展のためにフットサル文化の定着が必要と考えていた。元教え子からの呼びかけに応じ、タッグを組んでポテンシアの新たな取り組みをスタートさせている。

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最終更新:4/29(土) 18:00
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