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披露宴は新婦の自己顕示欲を大放出する場所?2回のお色直しに違和感を持つ女

4/29(土) 5:20配信

東京カレンダー

東京の恋愛観は、窮屈だ。

“適齢期”になると恋愛から結婚へシフトチェンジし、まるで義務かのように婚活に励む女性たち。

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そんな、型にはまった生き方を望む女性たちに、フランス留学経験がある杉山小雪(33歳)と日仏ハーフの夫・トム(26歳)は、強い違和感を覚えていた。

恋愛も結婚も、もっと多様性があって良いはずだ―。

画一的な恋愛観に縛られている東京の女性たちへ、恋愛先進国・フランスの価値観をお届けしよう。

これまでは、結婚という結婚という固定観念に縛られないフランスの考え方や、女性の年齢に対する価値観の違い、本能で恋愛を楽しむ自立したフランス女性の実態を紹介した。さて、今回は?

<今週のお悩み女子>

氏名:めぐみ
年齢:33歳
職業:弁護士事務所 秘書
住居:自由が丘
ステータス:入籍済み(夏に挙式予定)


「結婚、おめでとう!」

4月最後の日曜日、爽やかに吹く風に乗ってフラワーシャワーが舞い上がった。

今日、小雪は高校時代の同級生の結婚式にトムと共に招待され、コンラッド東京にいた。

同じく同級生であるめぐみと一緒に、ひさしぶりにきゃあきゃあと声を張り上げ祝福した。

めぐみも先月入籍したばかりで、ちょうど結婚式の準備を進めている最中だ。それもあってか、ひとつひとつを観察するように熱心に見ている。

一方、来日して3年が経過しようとしているトムにとっては、日本ではじめて参列する結婚式だ。

大音量の音楽とともにオープニングビデオが流れ始め、スタートした披露宴。

長々と続く会社上司の挨拶、ウグイス嬢のような声での完璧な司会進行、キャンドルリレーに新婦の母親への手紙など、次々繰り広げられる一連のイベントを小雪はあたたかく見守っていた。だが、隣のトムは少し様子が違っていた。

「ワオ…ファッションショーみたいだ」

トムにとって、日本式の結婚式は何から何まで新鮮だったらしく、なかでも1番驚いていたのがお色直し。

新婦が、先ほどまで身にまとっていた純白のウェディングドレスから、ボルドー色のシックなカラ―ドレスに着替え、華々しくスポットライトを浴びて再び登場したのを見て、トムはファッションショーのようだと言ったのだ。

2着のドレスに加え最終的には和装になった新郎新婦を見届けると、トムは新しいアトラクションを体験した時のように感動した様子を見せていた。

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最終更新:4/29(土) 5:20
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