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【試写室】「櫻子さん」藤ヶ谷太輔の“心の声”センスに嫉妬

4/30(日) 4:00配信

ザテレビジョン

「感情が顔に出やすいよね」と言われることがよくある。

それは、イラッとすることを言われ、言い返そうか返すまいか悩んだ揚げ句、言い返さなかったときに心の中で相手をののしったり、街できれいな女性を見かけて「この人うっかり俺にほれてくれないかな~」と、つい妄想しながら鼻の下が伸びているからか…(キモイな)。

【写真を見る】観月ありさ演じる櫻子と少女の不器用な交流に注目!

そういう感じで、一見ポーカーフェースを装っているものの、心の声がだだ漏れてしまっていることはよくある。そんな“心の声”業界で、いま注目の人物がKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔だ。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。今回はその藤ヶ谷も出演する、観月ありさ主演ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(フジテレビ系)を取り上げる。

4月30日(日)夜9時からの第2話では、九条櫻子(観月)の邸宅に招かれて食事を終えた館脇正太郎(藤ヶ谷)は、立ち寄ったコンビニの前で幼い少女を見かける。

深夜だというのに、少女はパジャマ姿で素足のままで、何を聞いても要領を得ないことを話す。親の姿もなく交番も遠いため、正太郎は刑事の山路輝彦(高嶋政宏)に連絡を取ると、ひとまず少女を櫻子の邸宅に連れ戻る。

その後、山路と若手刑事・近藤卓也(細田善彦)がやって来るが、少女は直前まで合コンをしていて酒臭い山路を嫌がり、なぜか櫻子に懐く。櫻子は、少女が過去に左手を骨折していたが、適切な処置がされていなかったことを見抜く。さらに、背中には引っかいたような痕も残っていた。

翌日、櫻子、少女と出勤した正太郎は、磯崎齋(上川隆也)や志倉愛理(新川優愛)らに、身元が分かるまで少女をここに滞在させてほしいと頼む。少女は、博物館の骨格コーナーを見て回ると、クジラの標本に目を輝かせる。

櫻子は、クジラの巨体さえも一切の無駄なく支え動かすことのできる骨の素晴らしさを説明。少女も、なぜか興味を示す。その頃、近藤が少女の身元を突き止める。

正太郎は櫻子、愛理と共に柚胡香(ゆうか)という少女の自宅へ向かうことに。正太郎は山路らを待った方がいいのではというが、櫻子は呼び鈴を押す。返事はなく、ドアの側には鍵が落ちていた。不審に思った櫻子がドアノブを回すとドアが開き、中から異臭が。驚く正太郎に、櫻子はこれは血の臭いだと言って柚胡香を遠ざける…。

第1話の試写室記事で、「強い女性に巻き込まれるのは、いつだってこういうイケメンだ、という平安時代からの格言通り、実に絶妙な巻き込まれイケメンっぷり。それも心の声がまた面白く、悔しいがいちいちかわいい」と書かせてもらったが、第2話ではその“心の声”がますますパワーアップしていた。

じーっと見詰めてくる櫻子に対して「う~ん…穴あくほど見られていますけどぉ~?」とか、櫻子に力いっぱい腕をつかまれたときに「肉つかんでますけど…めっちゃ痛いんですけど…!」と小動物のような心の声を出したかと思えば、ホッケの骨を見詰める櫻子に「食い気より骨けぇ~! YEAH~!」といきなりラッパーに転身?したり…。

何か心の声を使ってやりたい放題やっているような。

その他、全部書いてしまったら見るときの楽しさが半減してしまうので割愛するが、今どきの少年…いや、青年ならではの素直な言葉が心の声としてどんどん流れてくる。実際の喋りは好青年のそれなのだが、心の声ではキャラが一味違う。

ただ、誰に対してもズバズバ言いたいことを言ってしまう櫻子のような人はともかく、一般ピーポーなら誰だって同じだろう。言いたいことも言えないこんな世の中だからこそ、心の中では好き放題言いたくなるのだ。

あとは予告編でもチラッと流れていたが、今回は刃物を突き付けられる藤ヶ谷の姿が特に注目だ。そうそう予告編といえば、いつも思うがドラマの予告映像を作る人の絶妙な“つまみ具合”には脱帽。

WEBニュースで言うところの、“釣り見出し”ではないが、「マジで? えっ?」というシーンを絶妙につまんでつまんでつなげて、視聴につなげ、一通り見終わった後にそういうことか~と納得させる。決してうそをつかずに、信じがたい場面をちょい見せする。その技術はこちらの仕事にも通じるところだと思うので、ぜひ勉強したいところだ。

キャラといえば高嶋政宏も忘れちゃいけない。第2話では「山手線ゲーム」のシーンから現れるという破天荒な登場。刑事役でもこれまではかなりの硬派なキャラクターが多いイメージな彼だけに、本作での役どころはかなり新鮮だ。

「俺の山手線に終電はねえ!」には、鼻水を吹き出すくらい笑わせてもらったし、山手線ゲームのお題「刑事が言いそうな言葉」って。これ考えた人天才だろ。刑事じゃないけど、刑事ドラマを見過ぎてほぼ刑事脳の身としては、絶対にやりたい。誰か披露する場(合コン)をセッティングしてくれないかしら…。

さておき、今回の物語においてキーパーソンである少女を演じる吉澤梨里花ちゃん。表情といい、言葉の発し方といい、自然な演技といい、この方にもまたとんでもない才能を感じる。まさに“惚れボネするうまさ!”だ。先日の大西利空くん(10歳)といい、テアトルアカデミーさんの底力を見せつけられた気がした。

私も子役として劇団4年3組で「桃太郎」に野鳥B役で出演したことはあったが、正直あの年齢(6歳)にして観月や高嶋、藤ヶ谷ら俳優を相手にあそこまでの演技を見せるのは相当なものだろう。今後、どんな女優になっていくのか、楽しみだ。

そして、今回の観月。少女に一生懸命骨について説明する姿や、何だかんだ言って少年(藤ヶ谷)を心配して見守る姿はとてもほほ笑ましい。不器用ながら、実はものすごく愛にあふれた人なんだろうなというのが容易に想像でき、回を追うごとに藤ヶ谷との“タッグ”がどうなっていくのか、期待したい。



と、人見知り過ぎて口ではうまく説明できないので、“心の声”をキーボードに載せてみた。

最終更新:4/30(日) 10:08
ザテレビジョン

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