ここから本文です

【DeNA】ハマのファーストには頼れる中間管理職「ロペス課長」がいるのです

4/30(日) 11:00配信

文春オンライン

円滑に社内業務を遂行する「ロペス課長」

 ホセ・ロペス内野手のことは、しばし敬愛を込めて「ロペス課長」と呼んでおります。恥ずかしながら会社員経験がほとんどない、実家の飲み屋手伝いからフリーランスライターになった私にとって「課長」という響き、マジで魔性。身の丈以上の仕事を任されたダメOLの私が、案の定毎晩遅くまでひとり残業していると、やってくるんですよ、課長が。

「あれ……今日課の飲み会だったんじゃないんですか?」という私に「いやぁ、僕いないほうが盛り上がるでしょ」と照れ笑いする課長。「あんまり根詰めるなよ。ほら、夕飯食べてないんだろ」と手渡された紙袋には炭水化物の王様・焼きそばパンとよく冷えた缶ビールが。課長……一生ついていきます!! 

 みたいな妄想をしばし繰り広げていたわけですが、勤め人の友人に聞くと「たまたま入った飲み屋に高橋一生がいるくらいありえない」とのこと。ちなみに「お昼休みに会社の屋上でバレーボールをするOL」も「腕に黒いカバーをつけたベテラン経理」もいないんだって。昭和は遠くなりにけり。

 と、そんなことはどうでもいい。ロペス課長です。私がロペスを課長と見染めたのには、きっかけがありました。それはまだプレイングマネージャー谷繁時代の中日、いわゆる3D、ルナ、ナニータ、エルナンデスが活躍していた頃。御多分に漏れず、陽気なドミニカンが大好きだった私は、彼らを脳内で「名古屋助っ人OL3人組」と呼び、勝手に湯けむり殺人事件に遭遇させたりしていました(だいたい犯人は「プレイング女将の繁子」)。特にハマスタで中日戦があるときは、

「名古屋助っ人OL3人組。遠征した港ヨコハマで偶然見つけた変死体……鍵を握る赤い靴のメロディー……」

 など火サス風タイトルをつけ、試合そっちのけで楽しんでいたわけです。そこに登場するのが、くだんの「ロペス課長」でした。リーダー格のル奈が死球を受けて鼻息荒く出塁すれば「まぁまぁ落ち着け」と静かになだめる。その風格、たたずまい、まさに課長。下からの突き上げ、上からの圧力にぐっと耐えながら円滑に社内業務を遂行する、その気苦労までが私にははっきり見えたのです。

 ヤンチャなナニ絵にもエル子にも一目置かれる存在、それが一塁の中間管理職、ロペス課長。かつて我がベイスターズ株式会社にいた、スーパーエリート社員のグリ男くん。根っからのスター気質ゆえ、ミスターたたき上げであるバルさんとどう考えても馬が合わなそうだったけど、もしここに課長がいたら……とたまに考えます。

1/2ページ

最終更新:4/30(日) 11:00
文春オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

世の中を驚かせるスクープから、
毎日の仕事や生活に役立つ話題まで、
"文春"発のニュースサイトです。