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FacebookとGoogleの時代、媒体社はどう生き残るべきか?:ブルームバーグメディアCEOの提言

4/30(日) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

ブルームバーグメディア(Bloomberg Media)のCEOジャスティン・スミス氏は1年前、プラットフォーム戦略へやみくもに飛びつくパブリッシャーたちに警告を促した。そして先日、コロラド州ベイルで開催された「Digital Publishing Summit」にて、あらためてデュオポリー(GoogleとFacebookの市場独占状態を意味する)の危険性について訴えた。

同氏が引き合いに出したのは、業界団体デジタル・コンテント・ネクスト(Digital Content Next)が実施した最近の調査。この調査では、パブリッシャー数社の売上高のうち、配信コンテンツの割合が14%にとどまることが明らかになったのだ。

「私は昨年、事業をプラットフォームにアウトソースするだけでパブリッシャーが儲けられる明確なビジネスモデルなど存在しない、と主張した。2016年にFacebookのインスタント記事や GoogleのAMP(アンプ:Accelerated Mobile Page)などのソーシャル製品に対する興奮が半年ほどで薄れてから、多くの企業が経費の削減や撤退を開始した。事業価値を生み出す主要ソースとしてプラットフォームと提携すべきだという確信や信念に、大きな変化が生じてきた」と、スミス氏は語る。

しかし、スミス氏によると、暗い見通しばかりではない。自社ブランドの優位性や製品の差別化、GoogleやFacebookに依存しない収益源を模索し続ければ、パブリッシャーにはまだ果たすべき重要な役割があるという。以下は、セッション中のスミス氏による発言を、内容を明確にするために若干編集したものだ。

デジタル革命は(ようやく)はじまったばかり

「デジタル革命はまだ、はじまったばかりだ。従来型広告が依然として、広告売り上げ全体の65%を占めている。第2に、Facebookが握る250億ドル(約2.7兆円)は、ほとんどダイレクトレスポンス広告に流れている。まだ2500億ドル(約27兆円)の金が、デジタルに移行せずに、テレビや紙にとどまっている。強力なブランドと素晴らしい環境、優れたコンテンツを備え、ブランド広告のパートナーと長年提携してきたパブリッシャーは、そうした分野のシェアをもっと伸ばせる見込みはかなり高い」。

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