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【はあちゅうのお仕事名言博物館】憧れられる先輩になるために知っておくべき名言とは?

4/30(日) 22:00配信

集英社ハピプラニュース

会社員&フリーランスとして働いてきた作家が、自身の経験した“仕事にまつわる名言”を紹介します。

【はあちゅうのお仕事名言博物館】記事をまとめてチェック!

人生初めての恋人は、善かれ悪しかれずっと記憶に残るもの。それと同じように、新卒で初めて勤めた企業や、ついた上司からの教えは、その後の長い社会人人生においての核になるように思います。社会人になりたての頃の私は、仕事に新鮮さと楽しさを感じながらも、一方でストレス発散の場を見つけられずにいました。同期入社の友人とは配属部署が離れ離れ。お互いに忙しいので、集まって気軽にグチをこぼす機会もなく、私は、ちょっとした不満をツイッターに書き込んで、発散するようになりました。名前も顔も出してやっているツイッターなので、仕事内容の詳細などはもちろん書きませんが「疲れた」、「眠い」などの感情が浮かんだ時に、それを書き込むことで、マイナスの感情が自分の体から抜けて外に出ていくようで、安心しました。特定の誰かに読んでもらいたいわけでもなく、日記にひとり言を書くような気軽さで書いていたんです。

けれど、ある日「疲れた~」といつものようになんの考えもなく書き込んだら、その数分後、電話がかかってきたのです。相手は会社の大きなプロジェクトを動かす憧れの先輩で、当時の私はいつかはその人のように働きたいと思っていました。そこでかけられた言葉が、「リーダーになりたいなら、人前で弱音は吐くな!」です。この言葉を今月の“お仕事名言”に認定させていただきます。

普段からリーダーとして振る舞う人が、リーダーになる

「疲れたとか仕事がつまらないと書いているリーダーに、誰もついていかないだろう」。先輩はそう続けました。悔しいけれど、ぐうの音も出ませんでした。リーダーである先輩に憧れていると口では言いながら、新入社員として振られた仕事をただこなすだけの下っ端マインドな自分に猛反省……。自分で仕事をつくる人は「疲れた」とは言わないし、巻き込む側だったら、人を巻き込んでおいて「疲れた」は言えませんよね。

仕事場の雰囲気は 「言葉」がつくる

人間だからグチを吐きたくなる時もありますが、以降は「ネタ」になるように体裁を意識して書くようになりました。ほかに「新入社員ができることなんて挨拶だけなんだから、挨拶だけはしっかりね!」というのも当時かけられて印象に残った言葉。「仕事場の雰囲気をよくする」ことも仕事の一部なのだと気づかされたひと言です。どちらの言葉にも共通するのは、自分の振る舞いや言葉が周囲の環境をつくるということ。自分も周りも気持ちよく仕事ができる言葉を使える人でありたいものです。

●はあちゅう
作家・コラムニスト。モアの連載をまとめたデジタルブック『はあちゅうの恋愛名言博物館』発売中! 公式ツイッター&インスタグラム■@ha_chu

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文/はあちゅう イラスト/湯浅 望