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磐田19歳FWが躍動も決定機外す 名波監督「7、8割の力で打てば入った」と課題指摘

4/30(日) 22:08配信

Football ZONE web

ルヴァン杯でハットトリックの小川航、リーグ戦初ゴールはお預けに…

 30日に行われたJ1第9節、ジュビロ磐田対北海道コンサドーレ札幌は2-2の引き分けで終わった。シーソーゲームとなった試合で、U-20日本代表FW小川航基は決定機を逃すなど無得点に終わった。磐田の指揮を執る名波浩監督は、東京五輪世代エース候補の成長へのポイントに“リラックス”を挙げている。

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 この日の磐田は、立ち上がりからフィジカルを前面に押し出す札幌の攻撃に苦しみ、前半3分にDF横山知伸、同16分に相手得点源のFW都倉賢にゴールを許す苦しい展開となった。名波監督が「ボールを追い越す動きが多すぎて、逆に受ける動きが少なかった」ということもあり、前半39分にMF松本昌也に代えて小川航を投入する決断を下した。

 小川航はピッチに入るとFW川又堅碁と2トップを形成し、主にボールを収める役割で力を発揮。指揮官も「川又との流動性が良かった。距離感としても二人が並んだり、くっついたりする点が少なかったので、相手の3バックを広げたり、最終ラインを下げさせることができて、相手が後半ほぼ出てこられない状況を作った」と、前線での起点役として機能したと評価。小川航の頑張りによって勢いに乗った磐田は後半15分に川又、そして同20分には小川航が受けたファウルで得た直接FKをMF上田康太が決め、2-2の同点に追いついた。

 その一方で、フィニッシュワークではまだ発展途上だった。象徴的だったのは後半39分のシーンだ。川又のパスからペナルティーエリア内でフリーになった小川が大チャンスを迎えた。「得意な形で入ったと思った」一撃だったが、力を込めて放った右足のシュートはクロスバーを直撃。大チャンスを逃した直後、小川航は悔しさを露わにして大きく天を仰いだ。そのシーンについて、名波監督はこう端的に分析した。

「1対1を決めきれないのが自分の弱いところ」

「バーに当てたシーンが象徴していますよね。“マン振り”せず7、8割の力で打てば、入っていたはずなので」

 “マン振り”とはゴルフもしくは野球用語で、“フルスイング”を意味する。小川は26日のルヴァン杯FC東京戦でプロ初ゴールを含むハットトリックを達成したものの、リーグ戦ではまだ無得点。その部分が無意識のうちに、力みへとつながってしまったのかもしれない。本人もこのように話している。

「ロッカールームには『リラックスして!』と書いてあった。1対1を決めきれないのが、自分がまだ弱いところだと思います。そういった場面でもリラックスしてシュートできるようにならないと、と思います」

 それでも、得点を求める状況で磐田サポーターが一番大きな声援を送ったのは小川航だった。5月に韓国で開幕するU-20ワールドカップでは、FW久保建英(FC東京U-18)、FW岩崎悠人(京都)らとともに得点源としての活躍が期待されている。「リーグで結果を出して、得点を決められる選手になりたい」と語った小川航は、指揮官のメッセージを胸にサックスブルー、そして日本代表のエースへの階段を上ることができるだろうか。

茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno

最終更新:4/30(日) 22:08
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