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春ドラマ ホントの評判をドラマ解説者&視聴者の声で分析!「CRISIS―」編

5/1(月) 9:00配信

ザテレビジョン

ついにスタートした春ドラマ! 異色の推理ドラマ、正統派ラブコメディー、本格派アクションなど、話題作の盛り上がりどころをドラマ解説者・木村隆志、ドラマ評論家・田幸和歌子、視聴者の声(TwitterなどのSNSや編集部独自調査から集計)のナマ声からリサーチ!空前絶後のアクションが満載の「CRISIS―」(毎週火曜夜9.00-9.54、フジ系で放送)を分析

西島秀俊のクールなアクションは見とれてしまうほど美しい



■ 「助けるべき人間か?」を問う、勧善懲悪ではない展開が肝

最大の見どころは、武術カリ・シラット。第1話冒頭に新幹線でのアクションを持ってきたのは「これを見てくれ」という強烈なメッセージ。息つく間もない攻防は1年以上にわたる訓練のたまものであり、楽しげに戦う稲見、クールで冷酷さを持つ田丸と、個人の戦い方にもキャラがはっきり。また、特捜班の5人を圧倒的なスキル&メンタルを持つ規格外の人物として描きつつ、その裏に潜むトラウマも徐々に明かされていく。今後のポイントは、敵の「平成維新軍」から「ウソをつき、私腹を肥やす」と言われる政治家・官僚側に付くことで、「助けるべき人間か?」と葛藤する姿。勧善懲悪ではなく、人間くさく業の深いヒーローが最後にどんな結論を下すのか予想がつかない。第1話の序盤は犯行手法などが定番で、犯人の心理描写に物足りなさを感じたが、金城一紀さん脚本なら「BORDER―」('14年テレビ朝日系)で見せたような驚く展開を用意していそう。(木村隆志)

■ 5人の特捜班が背負っている、過去のトラウマが最大の見どころ

スピーディーで息をのむような格闘シーンの連続はジャッキー・チェンのアクション映画を見るような迫力。開始15分の視聴で1時間くらいの満足感があって、既に“おなかいっぱい”。第1話で見せた、西島秀俊がらせん階段の外側の手すりをつかみつつ、新体操選手のごとくヒョイヒョイと飛び降りるさまは、芸術的。バディとなる小栗旬は、豪快なアクションを披露しながらも、犯人の心情に寄り添う繊細さを持ち合わせた深みのあるキャラクター。相対的な2人を囲む3人は、得意分野を持ったクセ者たち。個性的な面々が集う化学変化と、それぞれが抱えるトラウマがいかに描かれるかは今後の大きな見どころになりそう。現時点では政治家、官僚側の隠蔽問題など、テーマにやや平板な印象がある。しかし、善と悪がそれぞれの立場で同じように掲げる「この国の、未来のために」がどういった結論を選ぶのかには、要注目だ。(田幸和歌子)

■ 映画のようなスピード感に思わずのめり込む

「冒頭の新幹線での爆弾テロ、政治家の息子が爆弾を首に仕込まれたりとハラハラさせられっぱなし」「映画のようなスピード感で物語が進むので、一秒も気が抜けない」「ドキドキする展開と特捜班員同士の気の抜けた会話に思わず笑ったり、緊張と緩和が楽しめるストーリー展開」「小栗&西島と脇を固める田中哲司、野間口徹、新木優子に隠された過去が気になる」「助ける相手が実は悪党っていう設定も続きが気になってしまう」(視聴者の声)

■ 任務遂行の陰で善悪の葛藤に揺れていく特捜班

各分野のスペシャリストが特捜班として集結し、国家の危機に立ち向かう姿を描く。第4話(5月2日火曜放送)では、特捜班にミサイル研究をする大学教授の有馬(小市慢太郎)の警護が命ぜられる。ある日、稲見(小栗旬)と樫井(野間口徹)が有馬に付いていると、研究室に爆弾が仕掛けられていることに気付く。そして、日本からの出国を急ぐ有馬の命を何者かが狙っていく。第5話(5月9日火曜放送)では、稲見が拘置所に潜入し捜査を開始。稲見はある暴力団員の男と接触を図り、保釈後もその組員と再会する。その後、田丸(西島秀俊)らと密会を重ねつつ、政治家を恐喝する暴力団の検挙を狙う。しかし、事件を追う中で稲見はある葛藤を抱える。

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