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「死亡」はダメ! お葬式で使ってはいけない「忌み言葉」「重ね言葉」

5/1(月) 6:00配信

オトナンサー

 皆さんは「忌み言葉」や「重ね言葉」をご存じでしょうか。

 弔問や葬儀の場において、悪いことを連想させる言葉は忌み言葉として避けられ、不幸が続くことをイメージさせる重ね言葉も、同様に避けるべき表現とされています。

 オトナンサー編集部では、年間250本以上の講義やビジネスマナーの連載、執筆などをこなし、3月に新刊「入社1年目 ビジネスマナーの教科書」を出版したマナー講師の金森たかこさんに、弔事における忌み言葉と重ね言葉について聞きました。

「死亡」は「ご逝去」、「重ねて」は「深く」

【弔問や葬儀における忌み言葉】

 死亡、生きている頃、ご存命中、とんだこと、とんでもないこと、めっそうもない

【弔問や葬儀における重ね言葉】

 重ね重ね、またまた、たびたび、返す返すも、次々、再び、また、続いて、重ねて、追って

 これらの言葉を以下のように言い換えます。

【忌み言葉】

・死亡、死去→ご逝去、ご永眠、旅立つ

・生きている頃→お元気な頃

・ご存命中→ご生前

・とんだこと、とんでもないこと、めっそうもない→使わない

【重ね言葉】

・続いて、追って→後ほど

・重ね重ね、重ねて→深く

・たびたび→よく

「大往生」は遺族側だけが使える

 ほかにも、以下のような注意すべき言葉があります。

【遺族側だけが使える言葉】

 大往生、天寿をまっとうする

「身内を亡くした遺族の悲しみは、故人の年齢に関係ありません。『大往生』『天寿をまっとうする』は、遺族だけが使える言葉です。『大往生でしたね』『天寿をまっとうされて』と丁寧な敬語表現を用いても、遺族にかける言葉ではないことに変わりありません」(金森さん)

【音が不吉な言葉】

 九(苦しむに通じる)、四(死に通じる)

【神道やキリスト教には不適切な仏教用語】

 冥福を祈る、ご愁傷様、供養、成仏、往生、冥途

言葉は必ずしも必要ではない

「遺族にお悔やみの言葉を述べる際は、寂しさや悲しみをさらに深めてしまわないような配慮が大切です。長々と言えばよいというわけではなく、『お悔やみ申し上げます』『心中お察しいたします』など言葉少なであっても、気持ちを込めて伝えれば十分なのです。悲しみに暮れる遺族に対して、かける言葉が見つからない場合もありますが、何かひと言を言わなければマナー違反、というわけではありません。表情や態度からも、遺族や故人への思いは伝わるのです」(金森さん)

※参考文献:「基本のマナーBOOK 日常生活編」(西出ひろ子監修)

オトナンサー編集部

最終更新:5/1(月) 13:21
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