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三菱電機でも新人「過労自殺」――「三菱につぶされた」悲痛な叫びを遺して(選択出版)

5/1(月) 9:30配信

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 理系大学院生の就職人気ランキングで常に上位に食い込む三菱電機の新入社員が、入社からわずか7カ月後に寮の部屋で自らの命を断っていた。
 宮城県の家族に悲報がもたらされたのは昨年11月17日朝だった。その春に大学院を卒業して三菱電機に入社したばかりの長男・隆さん(仮名)が、寮で自殺していたことが担当者から伝えられた。すぐに家族で寮のある兵庫県三田市に向かい、警察署の遺体安置室で変わり果てた隆さんと対面したという。
「私は自殺をします。私は三菱につぶされました」
 残された大学ノートには、隆さんが職場でいかに追い詰められていったかが克明に描かれていた。
 隆さんは上司3人の実名を上げて自ら死を選ばざるを得なかった無念を訴えた。家族は三菱電機側に説明を求めたが、名指しされた上司らの回答は「(自殺の原因について)思い当たらない」というのらりくらりとしたものだったという。
 三菱電機ではやはり昨年11月、解雇された元社員の男性について労災が認定されている。違法な長時間労働が常態化していた上、適応障害になり休職に追い込まれた元社員の男性をいともたやすく切り捨ていたことが明らかになった。この元社員の男性も、自殺した隆さんと同様、大学院を出て2年目という若手研究者だった。
 隆さんはなぜ自らの命を断ったのか。将来を担う研究・開発部門の若手社員を自殺や病気へと追いやる三菱電機の社内体質。隆さんが遺書で最後に訴えた「三菱電機のコンプライアンス違反」とは……。電通と同様、就活学生に人気の大企業がいかにして新人を自殺へと追い詰めていったのかを、『選択』5月号で詳報する。
                              選択出版(株)

最終更新:5/1(月) 9:30
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