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クラシカルな空間で、大人のティータイムを過ごす【三菱一号館美術館】

5/1(月) 15:30配信

エイ出版社

歴史的建造物好きに愛される『Cafe1894』

超高層ビル群の中、ビジネスパーソンが忙しそうに行き交う街、東京・丸の内。近年は洗練されたショップや飲食店も増え、観光客も急増中。日々そんな変化を遂げる丸の内で、カフェ好きはもちろん、歴史的建造物が好きな人々に愛される場所として知られるのが『Cafe1894』。

銀行営業室だった場所がミュージアムカフェ・バーとして蘇る

三菱一号館美術館に併設しているミュージアムカフェ・バーである。入口の扉を開けた瞬間、目に入るのは開放感ある高い天井、重厚感ある6本の柱、穏やかな光を放つ照明。ヨーロッパの教会にいるかのようなクラシカルな雰囲気に、訪れる人は思わず、感嘆の声をあげる。

ここはかつて、銀行営業室として利用されていた場所で、日本政府に招聘された英国人建築家のジョサイア・コンドルによって設計された。1968年に老朽化と再開発のために解体されたが、2009年に復元され、2010年4月に「三菱一号館美術館」として開館。明治期に撮影されたと思われる写真や図面、保存部材から、可能な限り忠実な復元を目指したという(写真上)。

その頃の写真には、着物姿の女性客も写っており、銀行としての様子が窺える。銀行の『顔』であったカウンターも復元。現在はフロアを仕切るパーティション代わりとして生まれ変わった(写真下)。

クラシカルな空間で本格料理に舌鼓を

内装を語る上で絶対に避けて通れないのが、6本の柱の存在。野球のバットなどに使用される丈夫なタモ材から作られた柱は、なんと3人の職人が半年もの歳月をかけて彫刻を施したもの。さらにタイルは英国でヴィクトリア時代から続く老舗の業者から輸入。また、四季折々の木々の表情をさり気なく映し出す大きな窓にも注目したい。また、使用するガラスは戦後すぐに日本で採用されていた製造法で作られたもので、絶妙なゆがみが、なんとも言えない味を出している(写真上)。

そんな細部にまでこだわり抜いた空間で味わえるのは、フレンチ経験のあるシェフが作る本格料理やスイーツの数々。野菜が豊富で、その上、見た目も美しいエディブルフラワーを添えるなど、女性に嬉しいメニューが秀逸だ。三菱一号館美術館で開催される展覧会とタイアップした、期間限定メニューが登場することも。カフェ=カジュアルにお茶を楽しむイメージが強いが、ここはまさに本格料理が楽しめる大人のためのカフェ。大切なあの人と足を運びたい。

(写真左下)『淡路産牛のローストビーフ グレービーソース 西洋ワサビ、クレソンを添えて(2,280 円)』。ディナータイムにはワインにぴったりのメニューも。
(写真右中央)店のロゴがあしらわれ、味はもちろん目でも楽しめる『カプチーノ(650円)』。
(写真右下)『クラシックアップルパイ(880円)』。りんごの甘みと優しい酸味、クランブルのサクサク食感。これぞ、まさに王道アップルパイ!




●「Cafe1894 三菱一号館美術館内」
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
TEL:03-3212-7156
営業時間: 11:00 ~ 23:00(L.O.22:00)
休み:元日・不定休
交通: JR 東京駅丸の内南口から徒歩5分、
東京メトロ二重橋前駅1 番出口から徒歩3分
http://mimt.jp/cafe1894/


(出典:『THE CAFE BOOK』)

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最終更新:5/1(月) 15:30
エイ出版社