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不調のソフトバンク、投打で「らしさ」なく。浮上の糸口は“元気印”松田の打棒復活

5/1(月) 16:50配信

ベースボールチャンネル

 福岡ソフトバンクホークスは5月1日現在で、パシフィック・リーグ4位に位置している。中村晃外野手、内川聖一外野手、松田宣浩内野手ら、昨季の同時期に好調だった選手の成績と現在の成績を比較してみた。

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4番内川が好調

 開幕から間もなく1カ月が経った。貯金が2に回復したとはいえ、4位につけているソフトバンク。投打ともに「らしさ」が見られず、4月に入ってから5カード負け越しを記録した。対戦カードが一巡し、開幕で3連勝したロッテ相手に再び3連勝したが、その後もなかなか本調子とは程遠い状況が続いている。昨季とは何が変わってしまったのだろうか。

 4月26日、北海道日本ハムファイターズ戦のスタメンと打率を見てみよう(成績は5月1日時点のもの)。このうち規定打席に到達しているのは中村晃、今宮健太、柳田悠岐、内川聖一、アルフレド・デスパイネ、松田宣浩の6名だ。さらにこの6名の2016年4月26日終了時点(今季と同じく22試合消化)の打率も並べてみた。

 今季はまず4番に座る内川の好調ぶりが伺える。本塁打5本はリーグ3位、打点20は同2位につけており、打線の軸となりしっかりと仕事をしている。開幕時、内川は「4番」についてこんなことを話していた。

「何番を打つのかな?くらいの感じでシーズンを迎えた。(何番でも)内川聖一のバッティングは変えられない。4番に入って3年目になりますが、無理しても変えられないのはわかってきた」

 昨季は4番としての働きができず苦しんだ時期もあっただけに、頼もしい言葉だ。日本代表として出場したWBCでは代打での起用が多かった。例年通りにオープン戦を戦って調整できたわけではないが、開幕直後から好調を維持している。

WBCで知名度を上げた千賀が好調

 一方、内川とは対照的に松田のバットから快音が聞こえてこない。

 打率は何とか.220まで回復したが、まだ本塁打は1本だ。藤本博史打撃コーチは松田の現状について「打ったというより当たっているという感じ。長打が出ればまた変わってくるんだろうけど」と話す(26日現在)。

 鷹の元気印がこれではチームが勢いに乗れないのも仕方ない。お目覚めはいつになるのか。昨季ホームランを放った後にベンチ前で見せていた「熱男~!!」のパフォーマンスに続く、2017年バージョンの「ワンダホ~!!」がもっと見たい。

 投手陣では和田毅が左肘の炎症、武田翔太が右肩不調により抹消され、早くも先発ローテが崩れた。

 そんな中、気を吐いているのが千賀滉大である。ここまで4試合に登板し、3勝1敗。3戦連続2ケタ奪三振で3連勝を飾っている。WBCでベストナインに選出され、一気に世界レベルまで知名度を上げた右腕は「お化けフォーク」を武器に、先発ローテの柱になる活躍を見せている。千賀に刺激され、この背中に続く若鷹の台頭にも期待したいところだ。

 V奪還を目指す2017シーズン。昨季の同時期は首位を走り、貯金は6だった。

 下を向いている暇はない。残りはまだ117試合もある。これから投打がガッチリ噛み合ったソフトバンクらしい戦いを見せてくれるはずだ。


古江美奈子

ベースボールチャンネル編集部

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