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橋本環奈の女子高生役はやはり天使すぎた! 『貴族探偵』第3話を振り返る

5/2(火) 6:50配信

リアルサウンド

 フジ月9の生き残りをかけ、相葉雅紀を主演にオールスターキャストで挑む『貴族探偵』(フジテレビ/月曜21時)の第3話が24日に放送され、ゲストに橋本環奈が登場。女子高生と教師による禁断の恋の末に起こったバラバラ殺人事件の解明に、貴族探偵たちが挑んだ。

 今回の見どころのひとつは、橋本環奈が月9というゴールデンタイムにいよいよ進出したことだろう。“天使すぎるアイドル”の異名を持つ橋本は、月9の舞台で女優としてどんな演技を見せてくれるのか。そしてもうひとつは、いまや同ドラマの名物シーンとなった運転手・佐藤(滝藤賢一)、メイド・田中(中山美穂)、執事・山本(松重豊)の3人による事件再現映像。劇団『貴族探偵』ともいえる小芝居は相変わらず面白く、今回もツッコミどころ満載の内容となった。

 物語は、貴族探偵(相葉雅紀)と推理勝負で惨敗中の新米探偵・高徳愛香(武井咲)が所属する喜多見切子探偵事務所に、女子高生の垂水遥(橋本環奈)が訪ねるところから幕を開ける。一週間前、廃倉庫で頭と両腕が切断された女性の遺体が発見されたが、遺留品もないために捜査は難航。しかし、ほどなく現場から数キロの河川敷で、頭部と腕、遺留品を埋めている男が目撃される。その男は、遥と結婚を前提とした交際をしていた高校の教師、浜村康介(内野謙太)だった。浜村にとって遥は教え子に当たる。

 被害者の主婦・逸子(岩佐真悠子)は2人の関係を知り、浜村から金を脅し取っていた事実もあり、浜村は間も無く警察に連行されてしまう。遥は事件によって禁断の交際が公となり、周囲に頼る術もなかったため、愛香を頼ってきたのだ。「あまりお金がないんです」と言う遥の姿に、かつて自分も学生時代に助けを求めてこの事務所を訪れたことを重ね合わせた愛香は、依頼を引き受け、遥と事件現場へと向かう。すると今回もまた貴族探偵一行に遭遇。遥が置かれている状況を聞いた貴族探偵は、同情して勝手に依頼を引き受ける。しかし遥は「愛香さんは言ってくれた、最後まで見捨てないって、だから私も最後まで愛香さんを信じると」と言う。

 逸子の財布にあったレシートを手がかりに、美容師と和菓子店の店主、そしてボクサーである逸子の夫を容疑者として呼び出すが、愛香はいつも通りに推理を外す。一方、貴族探偵は召使いたちによる再現フィルムで、今回も見事に事件の真相を明かすのだった。

18歳となった橋本環奈だが、相変わらず天使のようなかわいさで、そのうるうるとした目で見つめられたら貴族探偵が一瞬で助けてあげたくなるのも無理はないと思えるほどだった。序盤の橋本環奈の登場で、ツイッターや実況掲示板は「かわいい!」の声であふれ、ドラマの掴みとしての役割を充分に果たしていた。

 また、今回も同ドラマでは小ネタを連発していた。警察から事件の情報を軽く聞いていたメイド役の中山美穂が、「下書き程度」と言いつつも、事件の概要をパワーポイントを活用して豊富なデータとともにまとめていたり、松重豊が井之頭五郎のごとく和菓子を食してみたり。さらに、雨が降った時間について、美容師が「『相棒』の再放送が終わった頃」と言うと、刑事の生瀬が「『相棒』どんな話しでした?」と聞き、「なんかソックリな役者さんが出てましたよ」と答えるなど、他局ドラマへの言及も忘れない。他にも、生瀬勝久とスマホの音声役を務める仲間由紀恵のやり取りは、『トリック』ファンをニヤリとさせた。

 そしてドラマのメインイベントである事件の再現は、今回はフィルム上映というこだわり。なぜか毎回女性役を演じる松重豊には、ツッコミ担当の生瀬もあきれるほどで、せっかくの再現も分かりづらい。ただ、首と腕を切断したり、人形と生首をすり替えるトリックなどは、月9でやるにはかなりグロい内容のため、再現映像の軽いノリはオブラートとしてよくできた演出だといえる。

 さて、今回も推理は召使いに任せっきりだった貴族探偵だが、物語の最後に、実は事件の真犯人を最初から知っていたのではないかと思わせる一幕もあった。また、愛香の過去にも触れたのも、今後重要な伏線となっていきそうだ。ドラマの世界観に視聴者も慣れた頃だけに、さらに大胆な展開を期待したいところだ。

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