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メドベージェワはいかにして世界女王に育ったのか 恩師が明かす、揺るぎなき「信頼」

5/2(火) 13:34配信

THE ANSWER

もしK-POPで滑りたいと言ったら? 「私より私を熟知する」コーチの答えとは…

 フィギュアスケート界の絶対的女王に君臨するエフゲニア・メドベージェワ。2016-17年は世界選手権連覇を達成、世界国別対抗戦ではSP、フリー、総合すべてで世界歴代最高得点と圧倒的な強さを見せつけた一方、エキシビションでアニメ「セーラームーン」のヒロインになりきり、ファンを魅了した。そんな強く、自由な発想を持った17歳の成長を支えたのが、ロシア人コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏だ。

【画像】ファンを魅了したセーラームーン衣装のメドベージェワ

 同氏は教え子の指導理念について「私は嘘はつかない、たとえ傷つけるとしても。苦言を伝える、それこそが私がしなければいけないことです。こういったことが信頼の積み重ねになる」などと語っている。米スケート専門メディア「アイスネットワーク」が特集した。

 記事によると、トゥトベリーゼ氏はイベント前のインタビューが好きではなく、特に最も有名な教え子であるメドベージェワがスポットライトを浴びているここ数年は特に、だという。

「人々が『大会でのプランは?』といつも尋ねてくるからね。私にプランはない。神のみぞ知るところよ。祈ることはできる、ただ計画は立てられない」

 こう語ったという同氏は「私は教え子たちの体型が変わったとして、変わりなく跳べるジャンプのやり方を教えています。思春期を経て体型が変わったとしても、活かせるようにすること、それが技術となっていきます」と自身の指導手腕についても明かした。

「私は嘘はつかない、傷つけるとしても」…メドベージェワ「ただただ信頼」

 しかし、記事では技術がすべてではなく、メドベージェワはスター街道を歩み出した直後から、自身の成功がコーチ陣の助けなしではあり得ないと語っていたと記述。世界女王のコメントを紹介している。

「コーチたちは、私よりも私のことを熟知しています。様々な角度から私を見て、そして、とても理解してくれているのです。ただただ信頼しています」

 メドベージェワにとって自分のすべてを理解してくれるコーチ陣の存在が支えになっているようだ。一方、トゥトベリーゼ氏にとっても「信頼」は重要だという。

「私は嘘はつかない、たとえ傷つけるとしても。教え子たちには、他の誰でもなく、まずは私に聞くことが大事だと伝えています。選手は周囲の人々から良い話だけ聞かされるものです。苦言を伝える、それこそが私がしなければいけないことです。こういったことが信頼の積み重ねになる。選手は私にとって人生であり、実の子供のような存在でもあるのです」

 自分の子供のように考え、接するからこそ、選手にとって正面から厳しい指摘もする。それこそが、選手との「信頼」に結びつき、メドベージェワが世界女王にまで成長できた要因の一つとなったのだろう。

 そして、もう一つ、トゥトベリーゼ氏には大事な指導理念があるという。それが、選手の自主性だ。

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最終更新:5/2(火) 13:49
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