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「私はマドリディスタ」マラガ指揮官の軽率発言がバルサ界隈で波紋

5/2(火) 6:30配信

SOCCER DIGEST Web

マラガ会長が「カタルーニャのクズ」発言で、バルサ側が猛抗議。

 5月21日に開催予定のリーガ・エスパニョーラ最終節、マラガ対レアル・マドリー戦が、いま大きな注目を集めている。

 きっかけは、マラガの指揮官ミチェルの発言だった。

 ラジオ番組『オンデ・セロ』に出演したこの元R・マドリーMFは、「“テネリフェの奇跡”と同じようなことが起こると思うか?」と訊ねられ、こう答えたのだ。

「私はバルダーノよりはるかにマドリディスタだよ」

“テネリフェの奇跡”とは、1991-92シーズンから2シーズン連続で、最終節にテネリフェが首位のR・マドリーを下し、それによって2位のバルセロナが逆転優勝を飾った出来事のこと。そして、そのときテネリフェを率いていたのが、元R・マドリーFWのホルヘ・バルダーノだった。

 つまりミチェルの言葉には、マラガはR・マドリーのタイトル獲得の邪魔をしないこと、最終節で勝ちにいかないことを示唆するような、そんな印象を与えたのだ。

 その後、ミチェルは他のラジオ番組で「常に勝利を目指す。そうでなければ私の選手たちが納得しないだろう」と、発言のニュアンスを変えているが、もはや疑いを完全に払拭するのは難しいだろう。

 ミチェルはR・マドリーのカンテラ出身で、96年まで同クラブのトップチームで活躍した伝説的プレーヤー。そして、前述したテネリフェの奇跡の“被害者”のひとりでもある。

 この問題はその後、マラガの会長であるシェイク・アブドゥラー・アル・サーニが、SNSでマラガの勝利を願うバルサ・ファンに対し、「カタルーニャのクズがリーガの栄光を味わうことはないだろう」といった内容のツイートをしたことで、バルサ側が抗議する騒ぎにまで発展している。

 またマラガには、R・マドリーが優勝することで得られる「旨味」もある。イスコを売却した2013年夏の契約により、R・マドリーが優勝すればマラガは100万ユーロ(約1億2000万円)のボーナスを受け取ることになるのだ。

 首位バルサと2位R・マドリー(1試合未消化)は勝点81で並んでおり、互いに1試合も落とせない状況にある。もし優勝争いが最終節までもつれた場合、ミチェルのマラガはR・マドリー戦を真剣に勝ちにいくのか……。注目したいところだ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

最終更新:5/2(火) 6:30
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