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家事も子育てもママ友付き合いもうまくいかない…幼少期に見逃されやすい女性の「発達障害」とは?

5/2(火) 11:00配信

ダ・ヴィンチニュース

 「家事が苦手でいつも家が散らかっている」「感情のコントロールができずすぐカッとなってしまう」「人づきあいが苦手で集団に馴染めない」「子どもをどう愛していいかわからない」etc.…もしかしてあなたは、こんな悩みを抱えてはいないだろうか?

 もし、心当たりがあるという人がいれば、特にお勧めしたいのが、『発達障害に気づかない母親たち』(PHP研究所)だ。というのも、冒頭に挙げた悩みを抱えてしまうその理由は、「発達障害」という病気のせいかもしれないからだ。

 自閉症、学習障害、ADHD(注意欠如多動性障害)などの病気の総称である発達障害。子どもの抱える病気というイメージが強い発達障害だが、大人にも発達障害はある。

「発達障害を抱えている日本人の割合は、10人に一人とも言われている」

 そんな衝撃的な事実を教えてくれるのは、不登校や発達障害などを専門にする精神科医で本書の著者、星野仁彦氏だ。

■ADHAの2タイプ「ジャイアン型」と「のび太型」

「発達障害を抱えたままでいると、とても生きづらい。しかし女性の発達障害の場合は、幼少期に見逃されやすいのです」と指摘する星野氏によれば、大人が抱える発達障害の中でもADHDには、大きく2つのタイプがあるという。著者はドラえもんのキャラになぞらえこう分類している。

1.ジャイアン型ADHD
男の子に特有の発達障害で、主な症状は、じっとしていられない、すぐキレて暴力をふるうなどの問題行動がみられるため、比較的早めに障害を持つことが発見される。

2.のび太型ADHD
女の子に多くみられる発達障害で、主な症状は、不注意でぼんやりしている、自分の世界に入り込みやすい、など。問題行動とは見られないことが多いため気づかれにくい。

 女性が抱えるADHDはのびた型であるため、自身も周囲も「発達障害」を抱えているとは気づかないまま大人に成長してしまうというわけだ。本書には、著者が治療にかかわった13例のそれぞれに違った問題を抱える母親・女性たちが登場する。ここでは2例を紹介する。

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