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急成長の巨大違法サイト「フリーブックス」なぜ突如閉鎖されたのか?

5/3(水) 16:14配信

KAI-YOU.net

「フリーブックス」という海賊版の漫画投稿サイトが、ここ数日で大きな注目を集めていた。

【巨大違法サイト『フリーブックス』】

2016年に開設されていたサイトだったが、広く知れ渡ることになったきっかけは、DDoS攻撃を受けてサーバーがダウンしTwitterのトレンド入りしたことや、はてな匿名ダイアリーに5月1日に投稿されたエントリーだった。

それまで、ひっそりと利用していたユーザーが大半だったと見られるが、それらをきっかけに、「フリーブックス」についての議論がにわかに盛り上がったのがここ数日の出来事だった。

様々な検証がなされ、以前からその動向に注目していた方もその実態についての分析をブログに公開。周到な運営の身元特定は困難ではないか、とされていた。

しかし、事態が急変したのは、本日5月3日(水)。突然、この「フリーブックス」が閉鎖されたのだ。

アクセスすると、そのトップページには「当サイトは閉鎖致しました。短い間では御座いましたが皆様ありがとうございました。」と短い文章が日本語・英語で掲載されている。

利用者が急増していた違法サイト「フリーブックス」

はてなで話題になったのは5月のことだったが、2017年に入って以降、「フリーブックス」という単語はネット上で見かけるようになっていた。匿名掲示板「2ちゃんねる」にも「フリーブックス」にまつわるスレはいくつも存在する。


 自作の漫画コミック・雑誌・同人誌・小説を自由に投稿し皆で共有&読み放題にできるファイル共有サイト「フリーブックス」より

自作の創作物を共有するサイトと銘打たれているが、その実態は、いわゆる海賊版を共有する違法サイトの一つ。海賊版サイトは、「フリーブックス」以外にも数多く存在しているが、サイトとして使いやすかったのか、中でも利用者が急増していたようだ。

漫画や小説、雑誌、写真集、そのほかあらゆるものが無料で公開されていた。

例えば最近では、「2017年本屋大賞」の特集が「フリーブックス」で組まれていた。書店員が売りたい本を選ぶはずの賞が、キャッチコピーもそのままに、違法サイトで大々的に特集されていたのだ。

当然、出版社もその存在は認識していた。ただ手をこまねいていたわけではなく、Googleの検索結果から著作権を侵害しているものを強制的に除外するよう求めるDMCA侵害申し立てを行ってきた。

その格闘の様子は、各出版社からの「フリーブックス」に対するおびただしいDMCA侵害申し立ての記録が物語っている。(「LumenDatabase」から「フリーブックス」ドメインを検索すれば、誰でも目にすることができる)

しかし、焼け石に水という状況だった。仮に警察が介入しようにも、ドメインもサーバーも海外に置いているため、日本での法律は適用できない。かつ、運営者の身元特定も困難という状況だった。

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最終更新:5/3(水) 21:20
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