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眼科医が「絶対使わない目薬」と「推奨する目薬」の違い

5/3(水) 8:30配信

@DIME

大画面テレビ、パソコン、スマホの普及で、今の日本人は史上類をみないほど眼を酷使している! それを反映してか、国内の目薬市場は11.8%増(2015年)という高い伸び率を記録。読者の諸兄も、「ちょっと一服」気分で、目に疲労をおぼえるたびに目薬をさしている人も多いのでは?

そんな風潮に警鐘を鳴らすのが、『眼科医は市販の目薬をささない』(廣済堂出版)の著者である、Rサイエンスクリニック広尾の林田康隆副院長と日比野佐和子院長。書名のとおり、眼科医は市販の目薬をさすことは、まずないという。

その理由の1つとして挙げられているのが、眼科医処方の点眼薬の方が、ずっと効果的で、効率よく目のトラブルを解消できる点。著者の二人は、「もっと気軽に眼科医を訪ねてほしい」とうったえる。

そして、別の理由として、「防腐剤や血管収縮剤など、目によくない影響をもたらし成分が含まれているものが多い」ことを挙げている。

とは言うものの、市販の目薬の全部が全部、眼科医からダメ出しされているわけではない。本書では、市販薬を買い求める際のポイントとして、以下の5項目を列挙している。

1、防腐剤が入っていない。
市販薬の中には、雑菌の繁殖を防ぐため防腐剤(塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼントニウム等)が含まれているものが多い。もし、使用者が防腐剤アレルギーの持ち主であれば、眼瞼皮膚炎といった炎症を起こすリスクがある。そのため、「防腐剤フリー」をうたっている目薬を選ぶようにしたい。

2、血管収縮剤が入っていない。
血管収縮剤は、目の充血をとる効果がある。しかし、充血を引き起こしている炎症を治すわけではなく、一時的な対処療法にすぎない。

また、血管収縮剤(塩化テトラヒドロゾリン、塩酸ファゾリン等)入りの目薬を多用すると、薬効が失われたり、かえって充血がひどくなることもある。目が充血したら、まず眼科医に行くのがベターだ。

3、涙の成分に近い。
最近はできるだけ涙の成分に近づけた、目にやさしい目薬が発売されている。「人工涙液型」と明記された目薬がそれにあたり、これらは基本的に「防腐剤フリー」、「血管収縮剤フリー」でもあるので、おすすめできる。

4、成分表示が少ない。
様々な目のトラブルに対応したオールマイティ的な目薬は、有効成分も多くなって、どうしても防腐剤など余計な成分の含有量が増えてしまう。「疲れ目に効く」、「目のかゆみに効く」など、特定の症状に効能があるものは、必然的に成分の種類も減るので、そういった成分表示の少ない目薬を選ぶようにしたい。

5、今の自分の症状に適合している。
大手のロート製薬だけでも、市販用目薬の品目は約40点におよぶ。こうも選択肢が多いと、「テレビCMで盛んに宣伝しているから」といった安易な理由で、目薬を買ってしまいかねない。しかし、自分の症状と違う薬効の目薬を使うと、効果がないばかりか、かえって症状が悪化するおそれも。必ず、症状に合った目薬を買うこと。

以上の5項目に留意することで、安心して使える自分に合った目薬を選ぶことができる。それでも不明点がある場合などは、店の薬剤師と相談してアドバイスを受けるようにしよう。

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:5/3(水) 8:30
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