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「だって時間の無駄でしょ?」結婚の約束と引き換えでしか男を愛せない女

5/3(水) 5:20配信

東京カレンダー

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

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ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女、〆のラーメンに行く女、花嫁修業する女、港区女子、2番手の女、丸ごと愛して欲しい女、イケメン好きなどの事例を紹介してきた。

今回は、結婚する気がない男とはすぐに別れてしまう、みのりが登場。

【今週の結婚できない女】

名前:みのり
年齢:31歳
職業:ネイルサロン経営
結婚相手に望むこと:結婚願望、決断力

結婚する気がないなら、別れます

「今度の週末ね、母が実家の宮崎から遊びに来ることになったの」

週半ばの朝、付き合って半年になる修二のマンションで、みのりは彼の機嫌が良さそうなタイミングを見計らって、話を切り出した。

インスタントコーヒーを飲みながら、「へぇ」と気のない返事をする修二に、みのりは努めて明るい声を出す。

「宮崎って遠いじゃない?なかなか来られないじゃない?」

「…うん」

みのりの意図が伝わったのだろうか、修二の返事に、1秒の間が空いた。

「お母さんに、会ってくれないかな?一緒に食事でも…」

「あー、悪い」

みのりが言い終える前に、修二はかぶせるように謝る。

「週末なんだけど、土曜は接待ゴルフで、日曜も会社行かないといけないんだよ」

予想通りではあったがあまりにもあっさりと断られ、みのりは修二に対する苛立ちと不信感を募らせる。

みのりは先月、31歳の誕生日を迎えた。

30歳を過ぎた女にとって、時間は有限どころの騒ぎではない。もはや1日たりとも無駄にはできない。みのりはそのくらいの切迫感で、結婚を望んでいるのだった。

お食事会で出会った、2つ年上の修二と付き合い始めて、半年。彼にとっては「まだ半年」なのかもしれないが、結婚相手としての可不可を見定めるには、もう十分な期間を過ごした、とみのりは考えている。

言うべきではない、言っても仕方ない。頭ではそうわかっているのに、みのりは口から溢れ出てしまう言葉を止められなかった。

「...そうやって、修二はいつも逃げるよね。」

「いや、別にそういうわけじゃ...」

鏡の前でネクタイを締めながら、こちらを見ようとせずにもごもごと言い訳する修二。その逃げ腰な態度も、みのりは許せなかった。

「私、もう31歳なのよ?時間がないの。私と結婚する気がないなら、修二とはもう、一緒にいられない。」

言いたいことを言ってしまうと、みのりは家を飛び出した。

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