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【一問一答】「VPAID」とは?:重要性増す「動画広告」の標準規格

5/4(木) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

アドテク業界では難しい専門用語が好まれます。「VPAID(ブイペイド)」もそのひとつでしょう。VPAIDは、「動画プレイヤー広告インターフェース定義(Video Player Ad-Serving Interface Definition)」の略語です。

この言葉を初めて使ったのは、米国のネット広告業界団体であるインタラクティブ広告協議会(Interactive Advertising Bureau:以下IAB)で、2012年のことでした。したがって、新しい言葉ではありませんが、今日のプログラマティックにおいてその重要性は高まっています。なぜなら、ビューアビリティ(可視性)を測定できるから、そして動画ヘッダー入札が増加しているからです。

パブリッシャー、動画プレイヤー、そしてアドテクベンダーは、VPAID広告を提供できなければ広告売上を失う可能性があるとしきりに強調しています。しかし、VPAIDとはそもそも何なのでしょうか。デジタルマーケティングを変えるテクノロジーをわかりやすく説明する「一問一答」シリーズ。今回は、このVPAIDを取り上げます。

――まずは基本から。VPAIDとは何ですか?

VPAIDは、動画プレイヤーに指示を与えるスクリプトです。どの広告を再生するのか、広告の長さはどれくらいか、いつ広告を表示するのかを指定します。また、再生や一時停止など、さまざまなコントロールの配置場所を決定します。

――VPAIDが求められる理由は?

動画広告の標準的なスクリプトである「VAST(バスト)」と比べて、VPAIDには大きく優れている点がふたつあります。インタラクティブな機能を追加できることと、測定ができることです。「VASTはごく普通のクリエイティブ向けだが、VPAIDを採用すれば、パブリッシャーは利益を得られる。自社の動画プレイヤーで対応可能な広告の種類が増えるからだ」と、広告インテリジェンス企業のエクスポネンシャル(Exponential)で、グローバルパブリッシャー開発担当バイスプレジデントを務めるリック・アベル氏は述べています。

たとえばVPAIDなら、視聴者がプレロール広告をクリックすると、その製品の詳細情報が表示されます。また、ボストンとニューヨークで同じ動画広告を配信しながら、広告の終わりに表示される宣伝文を都市によって変えるといったことが可能になります。

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