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“40秒間の名演技” 米マイナー三塁手の「最も忍耐強い隠し球」が話題に

5/4(木) 18:40配信

THE ANSWER

ブルワーズ1Aの三塁手が話しかけ&足場慣らしの迫真演技、隠し球成立の珍プレー

 なりふり構わずアウトを取るため、野球で稀に見られることがある「隠し球」。MLBのマイナーリーグで最近披露されたプレーは、なんとも「忍耐強い隠し球」として話題となっている。米「FOXニュース」が報じた。

【動画】球団公式Twitterも紹介した「最も忍耐強い隠し球」成功の瞬間

「ブルワーズのマイナー選手による、最も忍耐強い隠し球」

 この見出しで報じられた記事の主人公となったのは、ブルワーズ1Aにあたるカロライナ・マッドキャッツの三塁手だ。現地時間3日(日本時間4日)の試合で“事件”は起きた。

「ルーカス・エルツェッグは非常に忍耐強い人間に違いない。木曜日の試合でそれを明らかにした。彼は我々が見てきた中で最も長々と時間のかかったトリックプレーをやってのけた」

 このように記述されている通り、エルツェッグが繰り出した隠し球は、実に長々としていた。

 チームの公式ツイッターが公開した動画によると、三盗を試みた走者のタッチに間に合わず、エルツェッグはグラブにボールを入れたまま、すぐに投手に返球するフリをした。この瞬間、塁上の走者は屈んでスライディングしたズボンの裾を直しており、目線は足元にあった。

 “第一関門”をクリアしたエルツェッグだったが、アクシデントが起こる。

話しかけたり、足場ならしたり…40秒に渡る“隠し球計画”の結末は?

 何食わぬ顔をして三塁ベースに戻り、走者に声をかけるような仕草を見せたエルツェッグ。しかし、罠に気づいていない走者は手首のバンテージを直すなどして、なかなかリードを取らなかったのだ。

 すると、エルツェッグは2~3歩離れ、投手方向に視線を向けた。足場をならすなど迫真の演技を繰り返し、チャンスを待った。そして、いよいよ走者がベースから足を離した瞬間だった。獲物を捕らえるかのように、猛然と走り出した。

 異変に気付いた走者は慌ててベースに戻ったが、エルツェッグのタッチが間一髪早かった。走者が茫然とする中、グラブを高々と掲げてアウトをアピール。見事にトリックプレーを成立させた。

 最初に送球を受けてから、タッチをするまで実に40秒。通常ならもう少しスムーズに成立しそうなものだが、なんとも忍耐強い名演技によって、隠し球は生まれた。

 記事では「盗塁を試みたランナーへのタッチが間に合わなかったエルツェッグは、唯一のリベンジのチャンスを狙い、辛抱強く隠し玉というトリックプレーのタイミングを待った」と説明している。

 このプレーはマイナーリーグの公式ツイッターでも公開されるなど一躍、注目の的に。隠し球という戦略には賛否あるかもしれないが、それを遂行するためのエルツェッグの執念は称賛されてもいいだろう。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:5/4(木) 18:40
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