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100回記念大会ジロ・デ・イタリア レースプレビュー

5/5(金) 10:20配信

CYCLE SPORTS.jp

ニバリ VS キンタナ!

100回記念大会のジロが、今日サルデーニャ島で開幕する。優勝候補の筆頭はディフェンディングチャンピオンのニバリと、コロンビアのキンタナだ。3週間後にミラノでマリア・ローザを着て、終わりのないトロフィーを掲げるのは誰か?

ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)の3勝目か、ナイロ・キンタナ(モビスターチーム)の2勝目か。それがイタリアのサルデーニャ島で開幕する第100回ジロ・デ・イタリアの最大の問題だ。

5月28日に『ラ・コルサ・ローザ(イタリア語でバラ色のレースの意味。ジロの愛称)』での3勝目を上げられれば、“メッシーナの鮫” ニバリはミラノのドゥオーモで聖人に認定されるだろう。

もし勝てれば3大ツアーでの勝利数が5勝になり、彼はフェリーチェ・ジモンディ(ジロで3勝、ツールとブエルタでそれぞれ1勝)に並ぶのだ。ジモンディは3大ツアーすべてで優勝している6人の選手の中で、唯一ニバリと同じイタリア人だ。

ジロ・デ・イタリア100回大会の開幕は、直前に起きたミケーレ・スカルポーニ(アスタナプロチーム)の死亡事故でかき乱された。今週の火曜日に、ジロ主催者のRCSスポルトは彼に敬意を表し、モルティローロ峠を『スカルポーニ・クライム』と名付けると発表した。

スカルポーニの訃報に限らず、今年のジロはすべてが順調というわけではなかった。ニバリの後継者と目されるイタリアのファビオ・アルー(アスタナプロチーム)が、トレーニング中のケガで出られなくなってしまったからだ。

それは主催者にとって悪いニュースだった。彼らが100回大会の開幕地に選んだサルデーニャ島は、アルーの出身地だったのだ。そこでアルーは、今年からライバルになったニバリと競うシナリオのはずだった。そしてサルテーニャ島の後にはニバリの故郷シチリア島のステージがあり、そこで今度はニバリがアルーを迎え撃つはずだった。

ニバリで熱狂する100回大会で、コロンビア人として誰も成し遂げたことがないジロ2勝目という歴史を作る可能性があるのがキンタナだ。イタリアのツアー・オブ・アルプス(旧ジロ・デル・トレンティーノ)やスイスのツール・ド・ロマンディから遠く離れたスペインのブエルタ・ア・アストゥリアスで調整していたコロンビアの英雄キンタナは、ニバリと戦う準備はできていると断言している。

ニバリ、キンタナの他にも、今年のジロには素晴らしい選手がたくさん参加する。フランスのティボ・ピノー(エフデジ)、オランダのトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)、スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ)、バウケ・モレマ(トレック・セガフレード)。それにアダム・イエーツ(オリカ・スコット)やイルヌール・ザカリン(カチューシャ・アルペシン)もいる。

ウエールズ人のゲラント・トーマス(チームスカイ)は、今年のジロで初めて自分のためにグランツールを走ることができる。スペインのミケル・ランダが、彼をサポートするはずた。

残念ながら今年もツール・ド・フランスを狙うクリストファー・フルーム(チームスカイ)、アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)は参加しない。ロマン・バルデ(アージェードゥゼール・ラモンディアル)も、スポンサーの意向でジロへの参加を取り消されてしまった。

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最終更新:5/5(金) 10:20
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