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【ミラン番記者】本田圭佑の「スポンサー絡みの出場」は誇大妄想だ。そもそも今の彼にはその価値が…

5/5(金) 17:26配信

SOCCER DIGEST Web

クロトーネ戦は本田まで「順番」が回ってこなかった。

 十分に予測していたことだが、エンポリ戦(4月23日のセリエA33節)での最後の数分間のプレーは、次の試合に続くものではなかった。やはりあの時の本田圭佑の起用は、追い詰められたチームの中で「最下位」にいる背番号10にまで順番が回ってきたものにすぎず、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の「最後の花道を飾らせてやろう」という温情ではなかったわけだ。
 
 その証拠に4月30日のクロトーネ戦(34節)でまたもミランは無様なプレーを見せたが、本田は最後までベンチから動かなかった。再び「出番なし」に逆戻りしたのだ。
 
 ミランにとってはヨーロッパリーグ行きの最終チケットを手に入れるために、なにがなんでも勝ちたい試合。1点のビハインドを背負っていた後半は、オフェンスを強化する必要があった。
 
 そのためシステムを4-3-3から4-2-3-1に変わり、最後は捨て身に近い4-2-4に。そしてルーカス・オカンポスやカルロス・バッカが途中投入された。それでも1点を返すのがやっとで1-1のドローに終わり、降格圏に沈むクロトーネから勝点3を得ることができなかった。
 
 これで直近3試合は勝ち星なし(2分け1敗)。ミランがそれでもヨーロッパリーグ(EL)出場権を得られる6位に止まれているのは、EL行きを狙うインテルなどのライバルたちが、同じように不安定で不甲斐ない戦いに終始しているからに他ならない。
 
 シーズン閉幕まで4試合となった現在、ミランは重要な分岐点に立っている。もし来シーズンのEL出場をまた逃すことになれば、なんと4シーズン連続で欧州の舞台から遠ざかることになる。
 
 4月13日にミランの新オーナーになった中国人たちにとってこのシナリオは、悪夢以外の何物でもないだろう。彼らはまだシルビオ・ベルルスコーニ時代の「ミラン神話」が生きているアジアのマーケットに、新たな強いミラン・ブランドを作り上げたいと考えているが、4年連続でUEFAコンペティションから遠ざかるとなれば、大きなダメージを被り、出足で躓くことになる。

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最終更新:5/5(金) 23:11
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