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カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密

東洋経済オンライン 5/5(金) 6:00配信

 清潔感があって働き者であることを結婚相手に求めるのは当然だ。そうでないと健全な家庭を築くのは難しい。ただし、その相手となんとなく「気が合う」ことも同じぐらい大事だと筆者は思う。

【写真】猫町倶楽部の代表は「本という共通の話題があるから」と分析する

 35歳以上で結婚した「晩婚さん」を取材していると、結婚相手に対して激しい恋愛感情はなくてもいいし、性格や趣味が違っても構わないと考える人が少なくない。でも、人間関係や家族、人生などに対する価値観だけは、深いところで同じでありたい。そうでないと、愛情と信頼をお互いに抱き合うことが難しいからだ。

 しかし、30歳を過ぎるあたりになると周囲から独身の異性が減っていく。自然な形で価値観のすり合わせができる相手が少なくなってくるのだ。

 では、どんな場に行けば気が合う異性と出会えるのだろうか。

■課題本を話題にして会話を楽しむ

結婚が前提のお見合いやパーティではなく、大人たちが気楽に交流して仲良くなって恋愛や結婚に発展しやすい場があると聞いた。しかも、本を読んだり映画を観たりするのが好きな文化系男女向けの場だ。その名は猫町倶楽部。名称からして文化系っぽいセンスである。

 猫町倶楽部は10年以上続く日本最大の読書会であり、現在は東京と名古屋を中心に全国各地の都市で毎月開催されている。参加費は少額で、参加条件は「課題本を読んでくる」ことのみ。年間180回も開かれ、1回につき平均50人、延べ9000人が参加している。すごい規模だ。本のジャンルはベストセラー小説からビジネス書まで多岐にわたる。

 婚活が目的の会ではないので参加者には既婚者もいるが、妙齢の独身者も多い。課題本を話題にして会話を楽しみ、仲良くなってカップルになるケースもある。今までに少なくとも40組以上の夫婦が誕生しているらしい。すばらしい場だ。名古屋駅前の喫茶店「COVA」にて、猫町倶楽部の代表である山本多津也さん(52歳)に話を聞いた。

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最終更新:5/11(木) 13:56

東洋経済オンライン