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雑誌モデルからAVに転身して「救われた」女優の告白

5/6(土) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 最近ではAV出演ときくと、出演強要問題が大きく報じられていることもあり、不本意な仕事だというイメージが強い。しかし、性風俗の仕事にはもともと、窮地に追い込まれた人たちにとってセーフティネットの役割を果たしてきた側面もあった。ライターの森鷹久氏が、芸能の仕事によって絶望に突き落とされ、AVによって最悪の状況から脱出できたと語るある女性のケースを報告する。

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 筆者はこれまでに「半ば騙されてAVに出演させられた」女性や「強制的にAVに出演させられた」女性などの取材をし記事にしてきた。今回取り上げるのは「AVに出たことで救われた」という稀有な境遇にあった女性の例だ。

「望んでいなかった仕事ですが、事務所もスタッフさんも良くしてくれて、今は本当に楽しく充実しています」

 東京・中野の喫茶店に現れたのは、現役のAV(アダルトビデオ)女優・マイコだ。昨年AVデビューして、企画物や単体作品など数十本のアダルトビデオに出演実績があり、国外でのショーにも参加したりと、大忙しの日々を送る。そんなマイコだが、元々はどこにでもいる普通の女子大生だった。

「街でスカウトされたのがきっかけで、雑誌モデルをやるようになりました。事務所にも所属して、インディーズで歌手デビューするなんていう話を頂いたこともありました」

 そんなマイコに悪い転機が訪れたのは今から3年ほど前のこと。事務所社長に突如呼び出されたマイコは、唐突に肉体関係を迫られたのだった。

「雑誌にもっと出たい、歌手になりたいと思うのなら俺の女になれと、性行為を強要してきたんです。社長には同じ事務所に所属するタレントの彼女がいたので拒否したんですが…」

 立場を利用し仕事をチラつかせ、まさにパワハラ的手法で肉体を求めてきた社長に、マイコが抵抗できるはずもなかった。それからというもの、社長はことあるごとにマイコを呼び出し身体を求め続けたのだという。

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