ここから本文です

調査員からTV業界へ!私が「夢見た仕事」に就けるまで

5/6(土) 8:10配信

コスモポリタン

自然調査員からTVプロデューサーへと華麗なる転身を遂げた、<BBC(英国放送協会)>の大人気ドキュメンタリー『プラネットアース』の女性プロデューサー兼ディレクター、エマ・ナッパーさんのキャリアストーリーをコスモポリタン アメリカ版から。

ホームレスから、ハリウッドのPRに!私がした7つのこと

一介の調査員から地道にステップアップし、男性スタッフや数百匹のクモたちと何週間も寝床を共にして掴み取った、彼女の「夢の仕事」とは?

「6、7歳くらいの時、学校の先生に『大きくなったら何になりたい?』と聞かれて、私は“デイビッド・アッテンボロー“(ロンドン出身の動物学者&プロデューサー)と答えました。私はイギリス・マンチェスターの工業都市で育って、あまり動物を見ることがありませんでした。だから彼の番組を見ては、『将来これがやりたい!』と思っていました。自然界の神秘に魅了され、いつか自然を研究して、その中で生活してみたいと思ったんです。

私はシェフィールド大学で、生物学の学位を取りました。その後大学院へと進み、博士課程ではアリと共に生息する蝶を研究していました。大学時代、一緒に仕事をさせて欲しいと、一度BBC宛てに手紙を出したことがありましたが、返事はありませんでした。でも12年前のある日、BBCの方から私の研究に興味があると電話がかかってきたんです! 私の所属チームの指導研究員が発表した蝶とアリの生態についての論文を読んだそうで、その研究員に連絡したところ、私がTV業界に興味を持っていると知っていた彼が私を繋いでくれたんです。『これについて撮影することになったら、どうか1週間だけでいいのでお手伝いさせてもらえませんか? いや、せめて見学だけでも…お願いします!』と頼み込んだ結果、私の研究していた蝶とアリを番組に使ってもらえることになり、私もその映像制作に協力させてもらいました。その後は、もう1週間だけ、もう1週間だけとひたすら頼み続け、幸い彼らとの繋がりは途切れないまま今に至ります。

科学者の仕事は好きですが、最終的にやりたかったのは研究ではなく、番組制作でした。私はBBCに仕事の空きはないかと尋ねたところ、『分かった、調査員ならやらせてやる。これは昆虫に関する番組だし、昆虫に詳しい君なら役に立つだろうから』と言ってもらえました。それから9カ月ほどそのプロダクションに携わり、新しいネタを考えたり、映像をちょこちょこ撮ったりして、結果その後なんとか正式に雇ってもらえるようになりました。

この仕事をする上で、番組で取り上げられる動物たちの生態をきちんと理解し、観察しながら次にどのような行動を取るかを予測できるという能力は大変重要なため、博物学チームのメンバーの多くは生物学に精通するバックグラウンドを持っています。カメラの使い方などのメディア関連のノウハウは現場で身につけていきます。始めは覚えることが山ほどあって大変ですし、時間もかかりますが、でもカメラワークは知っているのに動物のことはまったく知らない…という状態よりはよっぽどスムーズです。動物たちに対して熱い情熱を持っていることも大切です。彼らと同じ(あまり人間にとっては快適ではない)環境で観察をしなければならないので、それが楽しいと思えなかったら、仕事も苦痛に感じてしまうかもしれませんね」

1/4ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

コスモポリタン

ハースト婦人画報社

1886年にアメリカで創刊され、
世界中の女性に愛されるコスモポリタン。
日本ではオンラインに特化し、
恋愛、ビューティ、セレブ情報など発信中。

Yahoo!ニュースからのお知らせ