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大波乱続出のNHKマイル。今年はこの4頭が「高配当」を運んでくる

5/6(土) 8:11配信

webスポルティーバ

「大混戦」という言葉がふさわしい1戦である。5月7日に開催されるGINHKマイルカップ(東京・芝1600m)のことだ。

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 大混戦となったひとつの要素が、相次ぐ牝馬の参戦である。

 出走馬の顔ぶれを見ると、牝馬クラシック第1弾のGI桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)で好走した馬たちの参戦が目立つ。同レース4着のカラクレナイと5着のアエロリットがそうだ。また、11着に敗れたものの、レース前には5番人気の支持を集めたミスエルテの名も見られる。

 もちろん、桜花賞のあとに牝馬クラシック第2弾のGIオークス(東京・芝2400m)には向かわず、このレースへと駒を進める牝馬は少なくない。昨年の勝ち馬メジャーエンブレムも、桜花賞4着からの参戦だった。

 その背景には、2400mのオークスよりも1600m戦のほうに距離適性を見出している、という理由がある。ただ、桜花賞で掲示板に入った馬が、複数参戦する年はあまり多くない。それは、たとえ距離不安があっても、牡馬との戦いよりも牝馬同士のオークスのほうが勝機があると踏む場合が多いからだ。

 にもかかわらず、今年は桜花賞で善戦した馬の多くがNHKマイルを選択した。こうなったのは、やはり3歳世代のレベルが影響しているのではないか。

 現3歳世代は、牝馬戦線が役者のそろった「ハイレベル」と言われてきた。片や、牡馬戦線は主力不在の混戦で「低レベル」とさえ言われている。実際、ここでも”主役”を張れるほどの絶対的な牡馬の存在は見当たらず、どの馬も決め手に欠ける。ならば、桜花賞で一歩足りなかった馬たちが、未知なる長距離戦に向かうより、牡馬相手でも適距離のGIに勝機を感じるのは、当然のことなのかもしれない。

 そんな今年と同様、過去にも牝馬が「ハイレベル」と言われた年はあった。代表的なのは、2014年と2007年だ。そして、その2年ともNHKマイルは大波乱となっている。

 2014年は、ハープスターを主軸に3歳牝馬が話題の的となり、牝馬の牡馬クラシック参戦も相次いだ。そしてこの年、NHKマイルは1番人気ミッキーアイルが勝利したものの、2着に17番人気のタガノブルグが入り、3着も12番人気キングズオブザサンが飛び込んできた。3連単は、68万4020円という高額配当になった。

 2007年は、ウオッカとダイワスカーレットの「2強」が3歳クラシックを沸かせた年。ウオッカは、牡馬相手にGI日本ダービー(東京・芝2400m)を制すという快挙を達成した。実はその目前、NHKマイルでも牝馬が大仕事をやってのけていた。

 雨の中、ピンクカメオが激走して頂点に立ったのだ。同馬は18頭中17番人気で、単勝配当は7600円にも上った。さらに強烈だったのは3連単。2着は1番人気ローレルゲレイロが死守したものの、3着に18番人気ムラマサノヨートーが突っ込んできて、973万9870円という超高配当となった。

 こういった過去を踏まえれば、今年も大波乱を期待したくなる。「大混戦」という状況であれば、なおさらだ。

 では今年、どの馬が波乱の立役者となるのか。参考にすべきは、やはり上記2年の結果だろう。ただし、2007年は雨による影響も大きかっただろうから、まずは2014年の結果を踏まえて、伏兵馬になり得る馬を探ってみたい。

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