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学校教育の本質が「いじめ」である --- 中沢 良平

5/7(日) 16:10配信

アゴラ

ホリエモン氏の「すべての教育は『洗脳』である」(http://agora-web.jp/archives/2025853.html)の中で、

“具体的に、学校はどんな手段を使ってその洗脳を行い、すべての子どもたちをただの凡人に仕立て上げようとするのか。
「禁止である。」
非常にコストの安い教育手法だ。(P96)”

とのべていることは前回お話ししましたが、これは現場経験のある教員からしてみると、看過できないとても重大な指摘です。

なぜかといえば、学級経営がうまいといわれている教師は、この「禁止」をじつに巧妙に使うからです。

教師が「禁止」をする方法とは

教師の間で知られた言葉に、黄金の三日間というものがあります。提唱者で小中学校の教師に大きな影響力のあるTOSS(http://makomako108.net/2017/03/17/toss-riyu/)代表向山洋一氏は、以下のように述べています。

“大切なことは、何かというと、始業式からできる限り早い時期に組織するということである。遅くても1週間以内、できれば三日間で組織してしまうことである。これは、どれだけ強調してもしすぎることはない。初めて出会った子どもたち、緊張して静かである。新しい担任、新しい学年に期待している。この時なら、担任のいうことを素直に聞く。この間に組織してしまうのだ。組織すると、クラスの動きはスムーズになる。 動き方、ルールが決まっているので、誰でも身を処していける。心地よい流れが生まれるのである。
向山洋一著『教え方のプロ・向山洋一全集 4 最初の三日で学級を組織する』(明治図書)”

「心地よい流れ」といっていますが、ようは年度当初に「禁止事項」を明確にし、それを逸脱した児童生徒には、徹底的に厳しく当たれということです。
その「ルール」が客観的に適切かどうかは関係ありません。いち教師が決めた「ルール」を逸脱したことが問題とされます。児童生徒にしても、たしかに「ルール」を逸脱したことに対して叱責されているので、なかなか反論することはむずかしいのです。
そのため、児童生徒は委縮し、じつに秩序だった学級経営が一年間できる、ということです。くりかえしますが、このような学級経営ができる教師は、学校の中では優秀とされますし、学級はとても安定しているように見えます。

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最終更新:5/7(日) 16:10
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