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世界一かんたん!今日から実践したい髪が増える3STEP

@DIME 5/7(日) 9:10配信

 男女ともに抱えている人が多い薄毛の悩み。悩んでいる人の中には、市販の育毛剤などを使い、人知れず育毛に励んでいる人も多いことだろう。「発毛率●%以上」「驚異の発毛率!」「リピーター続出!!」などといった刺激的なキャッチコピーで売られている育毛剤に、大枚をはたき望みを託したりするものだが、慎重に選ばないと、中には頭皮を弱らせ抜け毛の原因になるものもある。これではお金と時間をかけて薄毛になるようなもので、それまでの努力が仇になるというものである。

 ところで、今回紹介する『世界一簡単な髪が増える方法』(アスコム)の帯には、「体験者の満足度95%以上」と謳われている。これは、半年以上予約が取れない育毛ヘッドスパ「PULA(プーラ)」(埼玉県さいたま市)で髪のコンディションが改善したお客さんの割合のこと。男性で90%以上、女性でほぼ100%が、髪のコンディションが改善したという。一体、PULAではどんなことを行なっているのか? そして育毛のために気をつけるべきことは何であろうか?

 PULAの代表で本書の著者は、「髪の毛を育てるのは野菜や果実などを育てるのと似ている」(序章 p28)と言い切る。言い換えれば、育毛は、

ステップ1:髪の毛がしっかり生える「土台」を整える
ステップ2:頭皮に「毒素」を与えない
ステップ3:じっくり「育てる」

 という3ステップで進めていくことになる。

■オイルパックで酸化汚れを落とし、頭皮の環境を整える

 ステップ1で言う「土台」を整えるためにすべきことの1つが、頭皮の酸化した汚れを取り除くこと。酸化汚れは過酸化脂質という脱毛作用のある脂に変わる質のもので、取り除くだけで頭皮の状態が驚くほど改善するというが、シャンプーでは落としにくいのが難点らしい。何をすれば落ちるかといえば、オイルパックだという。ヘッドスパを受けなければいけないのか……と思いきや、これが自宅、しかも月に2、3回、定期的に行なえばいいだけだというからありがたい。

 オイルパックではホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、アーモンドオイル、セサミオイル、アボカドオイル、などといった植物性の天然成分100%のものに、薄毛のタイプ別に合うアロマオイルを混ぜたものを使用。シャンプー前に頭に塗り、マッサージして頭になじませるだけでいいらしい。これだけで、酸化汚れが蓄積する前に落とすことができるというから、負担には感じないだろう。

 ただ、最初は週1回のペースを1か月続ける方がいいらしい。「集中的に酸化汚れを取ると、地肌の様子が目に見えて変わってくるはずです。脂臭かった頭皮臭の大半も気にならなくなります。毛が抜けて生えるというのを繰り返すヘアサイクルが安定してきます。また、マッサージも念入りに行うことで、頭皮が柔らかくなります」(第3章 p89)とのことだ。

■水道水の塩素は髪にとって「毒素」

 ステップ2の「髪に『毒素』を与えない」というのは、薄毛は体に毒素がたまりすぎたときに起きることに由来している。人間は誰しも、毒素をためていくコップを持っており、「そのコップに毒素がたまっていく途中では何も起きませんが、コップに毒素が満タンになってこぼれてしまったときに薄毛が始まってしまうのです」(序章 p33ページ)という例えを用いた、薄毛が起きるメカニズムの話はわかりやすい。コップの大きさは人によって違うので、小さい人には早く薄気が起きてしまう、ということになる。

 では、「毒素」は何を意味するのか? 合成剤使用のシャンプーやドライヤーの熱、紫外線などがそれに当たるが、盲点なのが、水道水に含まれる塩素だ。要は、水道水そのものが毒素と言っているようなもの。シャンプーするときに何を使えばいいのか……と悩みそうである。しかし、解決方法は、塩素を除去するシャワーヘッドに交換するだけと簡単。悩むほどではなかった。

 それにしても、水道水の塩素がどれほど育毛にとってはよくないのか。塩素は水道水の中にいる病原菌などを殺し消毒するために使われ、0.1ppmの濃度で大腸菌が1分半で全滅するほど強力。そんな強力なものが入った水でシャンプーをすれば「頭皮にいる善玉の常在菌を殺してしまい、頭皮の環境が悪化してしまいます」(第3章 p103)ということだ。

 また、塩素は一瞬で頭皮に吸収される性質を持つという。そのことが理解できる簡単な実験を、本書では冒頭のカラーページで紹介しているが、なかなか衝撃的な結果が見られる。塩素は目に見えない育毛の「敵」と心得た方がよさそうだ。

■ガムを噛むことで得られる頭部の血行促進効果

 そしてステップ3では、しっかりとした髪の毛を育むためには血行を良くすることを説く。そのために、薄毛のタイプ別に合った育毛マッサージ方法や、どのタイプでも効果的なマッサージ方法のほか、どのタイプの薄気の人にも抜群に効果があるエクササイズも紹介。血行を改善する豊富なメニューの紹介に著者の親切心を感じるが、「なるほど」と思ったものの1つが、ガムを噛むこと。ガムを噛むことで得られる効果を、次のように紹介している。

「ガムを噛んでいるときに、こめかみに手を当ててみてください。ガムを噛んでいるあごだけでなく、こめかみまで動いていませんか。こうして、顔の表情筋の多くを動かすことで、頭部全体の多くを動かすことで、頭部全体の血行が促されるのです」(第1章 p55)

■育毛の観点から見た食事の重要性

 しかし、本書で一番印象的なのが、第4章で触れている食事の重要性。育毛というと、髪や頭皮だけにスポットが当たりがちだが、髪は体の一部。人間お体は食べたものでつくられている以上、食事は無視することができないというのは大いに頷ける。

 本書では、炭水化物抜きダイエットで髪が薄くなってしまった女性の例が紹介されている。PULAで施術を受けていたその女性、施術を受ける前よりヒドい状態になってしまったので、その原因を探っていたところ、ダイエットのレッスンを受け、炭水化物を大幅に減らす指導を受けていたとのこと。体重は10kg減り引き締まった見事なスタイルを手に入れた代償として、髪が抜けてしまったというわけだ。

 見事なスタイルを得る代わりに髪を失うという、笑うに笑えない事態。これは、食事制限で真っ先に影響を受けるのが、髪や爪など生命活動に直接影響を受けない末端部分のため。栄養が行き届くのが後回しになることによる結果だ。行き過ぎた食事制限は体にとってよくない結果しかもたらさない、と心得ておくべきなのだろう。

 当然、食事は栄養バランスが大切だということになる。同じものばかり食べ続けたり、丼ものなど手軽に食べられるものばかりを昼も夜も食べるのは、薄毛予防の面からいって好ましくないことになる。

 これと同時に、著者は朝食をしっかり摂ることが大切だと言う。それは、

「昼や夜に摂る栄養は、活動後の食事のため、筋肉の生成やホルモン分泌に消費されやすい傾向があります。朝食のほうが、育毛のためにしっかりと栄養が使われる傾向が強いのです」(第4章 p127-128)

 というためである。本書を読むと、規則正しい生活を送り、栄養バランスの良い食事を摂り、そしてストレスを溜めない、といった人間の健康に資することが育毛や薄毛予防にいいことが実感できる。髪も体の一部だと再認識した方がよさそうだ。

文/大沢裕司

@DIME編集部

最終更新:5/7(日) 9:10

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