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「芸人になるため公認会計士になった」24歳同士の超インテリ芸人コンビ、その驚きの勉強法とは?

5/7(日) 9:10配信

HARBOR BUSINESS Online

 ブルゾンちえみ、平野ノラ、バットナイス常田など、若手芸人のブレイクが続いているワタナベエンターテインメントから今年、超インテリ若手コンビがデビューした。コンビ名は「Gパンパンダ」。

 ボケ担当の星野光樹(24)は20歳にして超難関国家資格の1つである公認会計士に合格。ツッコミ担当の一平(24)は元リクルート社員で、高IQ団体「MENSA」会員という経歴を持つ。目覚ましい経歴を持ちながら芸人の道を選び、スタートを切ったばかりの2人に、前回に引き続き迫った。

――星野さんの持つ公認会計士は難関国家資格の1つですが、一方で一平さんの「MENSA会員」というのは?

一平:MENSAは、人口上位2%のIQ(知能指数)を持つ人しか入れない団体です。なんでも「IQが20以上離れていると会話が成り立たないから、話のかみ合うグループを作ろう」とイギリスで作られたものらしいです。ちょっと気持ち悪いですよね(笑)。入会テストは一生で3回までしか受けられないのですが、1発で合格しました。

星野:人口の上位2%ってことは50人中1人いるってことだよね。僕は公認会計士の登録番号36055番だから、あれ、公認会計士の方が少なくない?

一平:本当だ! そっちの方がレアなのかよ!

星野:しかもそのテスト、受験料が1万円もかかるんですよね。それに、そもそも自分の頭が良いことをお金を払ってまで証明したいという母集団がどれだけいるのかっていう……(笑)。

一平:証明したいでしょ! 「お前本当に会員なの?」って疑ってくる人がいるんですよ。だから、MENSAの会員証は肌身離さず持ってます(笑)。

――そんなインテリコンビですが、子ども時代からその片鱗があったとか?

星野:小学生のとき、『テスト・ザ・ネイション』(テレ朝)という番組で「全国一斉IQテスト」をやっていて、試しに全問解いてみたらIQが168ありました。ちなみに日本人が平均105くらいで、東大生の平均は120です。

一平:うわ、負けた!僕は148だった。

星野:だから僕、絶対、MENSA入れるんですよ! まぁ、相方のためを思って受けていないというか(笑)。

一平:それ、言っちゃダメ! ただでさえ星野のほうが頭良いって、みんな気付いてきているんだから。

――芸人になることをご両親に猛反対され、認めてもらうために公認会計士を取得した星野さんですが、さぞ厳しい家庭なのでしょうか?

星野:そうですね。東大医学部卒の祖父を始め、真面目で勤勉な家庭なのだと思います。僕は小さいころから勉強ができたので、「星野家の宝!」とか言われて育ってきました。だから、祖父母にはまだ本業が芸人であることを言えてなくて……。

一平:お前、墓場まで持って行こうとしてるだろ!

星野:今のところは公認会計士が本業で通しています。テレビに出られたとしても、「メディアで活躍する公認会計士」で通そうと思います(笑)。

――そこまで勉強ができるのは何かコツがあったんですか?

一平:シンプルですが、僕は授業をがっつり集中して受けていました。あと、青い文字が集中力と記憶力をアップすると科学的に証明されているらしいので、テスト勉強は青いペンだけ使ってみたりしましたね。

星野:僕は「記憶術」という大量暗記の方法を習得しているんです。よく、少年漫画誌の最後のページに「これで君もナンバーワンになれる!」みたいな謳い文句で載っているような、ちょっと怪しい教材があるじゃないですか。それを購入して、みっちりやり込んだら、大量暗記できるようになったんです。

一平:集中力を上げる装置みたいなのも買ってたよね。あれ、いくらだっけ?

星野:アルファー波が出る機械ね。4万8000円だったかな。ヘッドフォンから出る音を聞くだけなんだけど、なんだか暗い気持ちになるからやめた(笑)。

――中学、高校、大学と、いわばインテリ集団の中で過ごしてきた2人ですが、芸人仲間たちにギャップを感じたりすることはないですか?

星野:これはバイトを掛け持ちしている芸人さんに言いたいのですが、確定申告をしていない人が多すぎる! 僕は今、一生懸命確定申告の布教活動をしているところです。

一平:あと「売れないうちは、バイトをひたすらやって日銭を稼ぐのが当たり前」みたいな固定観念があるんですよね。時給1000円のバイトで月に15万円稼ぐとすると、150時間労働しているわけです。一般の正社員の平均労働時間が160時間くらいだから、あんまり変わんないじゃん、と。芸人としてのスキルアップができるバイトを選ぶとか、時給の良いバイトを探して労働時間を縮めるとか、もっと工夫したらいいのになって思います。僕は、某大手IT企業にバイトとして入り、今は契約社員としてマーケティングやリサーチ業務をやっているのですが、芸人との兼業ということで、勤務時間はかなり柔軟にさせてもらっています。

――2人ならではの意見ですね。最後に今後の目標を教えてください。

一平:僕はお笑いに限らず、マルチになんでもやっていきたいです。情報番組のコメンテーターや、役者にも興味があります。でも、情報番組に先に呼ばれるのは公認会計士の星野なんだろうな(笑)。ただ、星野は芸人気質の人だからお笑い以外のことはあまりしたくないタイプかも。

星野:そうですね。僕は深夜ラジオを持つことが夢です。昔から聞いている『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)や、『JUNK』(TBSラジオ)に出てみたいです!

<取材・文/鴨居理子>

ハーバー・ビジネス・オンライン