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1200歳の「そうめん」ブーム到来!? 東京、博多…各地に新店が続々

5/8(月) 20:09配信

オトナンサー

 筆者は奈良県桜井市にある「三輪そうめん」の製麺所の家系に生まれました。そのため、そうめんをかなり贔屓(ひいき)にしています。今年に入って、そうめんをメインにしたお店が次々と現れていることもあり、そうめんブームに火がつく予感がしています。

【写真】新竹紅麺線を使用した「台湾式煮込みそうめん」

 この数年で一気にメジャーな存在になったのが、東京・東中野の「阿波や壱兆(いっちょう)」です。徳島・つるぎ町に伝わる「半田そうめん」を使ったメニューが300種類以上もある、24時間営業の「そうめん居酒屋」で、よくテレビや雑誌でも紹介される大人気店です。

 筆者はまだ行ったことはありませんが、福岡・博多にオープンして約2年の「元祖中洲そうめん 臣屋 JNYA」は最も気になる存在です。博多といえば、あの細い博多ラーメンが目に浮かびますが、なんと「博多そうめん」とは――。

 よくよく考えると、博多ラーメンの細い麺はほとんど、そうめんに近いような気がしますし、バリカタだと本当にそうめんと同じような感覚になります。ネットでメニューを見ると、故郷の三輪そうめんや長崎の島原そうめん、前述の半田そうめんと、各地のそうめんがそろっているではないですか。きっと、とんこつスープにはそうめんもバッチリ合うのでしょう。

沖縄の食文化と融合し、海を越えたのか

 最近、東京・新宿で、台湾そうめんをメインに出すお店に行ってきました。店の名前は「台湾佐記麺線(ミェンシェン)&台湾バル888」。人気メニューは、台湾の新竹紅麺線を使用した「台湾式煮込みそうめん」です。麺線は、日本のそうめんによく似た台湾独自の細麺のこと。「台湾にそうめんがあるのか」と驚く方も多いことでしょう。

 実は、15年前に台北へ行った際、「阿宗麺線(アーツォン)」という、台湾煮込みそうめんを食べたことがあります。トロッとしたカツオだしに、しっかりと味の染み込んだ豚の大腸と柔らかい麺線の融合は、日本の味とは“煮て”非なる、いや“似て”非なる味わいでした。

 その時、「これは私の故郷の三輪そうめんかもしれない」と直観的に感じました。日本統治時代に、奈良県人が三輪そうめんを台北に持ち込んで、ローカライズ(現地化)させたのではないかと思っています。聞いた話では、三輪そうめんとカツオだし、沖縄の豚文化が台北でチャンプルー(混ざる)した、という説もあるそうです。

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最終更新:5/8(月) 20:15
オトナンサー

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