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【月刊『WiLL』(6月号)より】親しき仲にもスキャンダルあり

5/8(月) 9:01配信

WiLL

「文集砲」はナゼ飛ばせる?

「文春砲」が次々に飛ばせるのはナゼか。
『週刊文春』の最大の武器は何か。それは「スクープ」です。その信念の下に、ブレずに、愚直に狙い続けてきた結果であるとしか言えません。
 大事なことは、現場の一人ひとりが、組織において何を期待されているのかを理解すること。5年前、『週刊文春』の編集長になって初めての挨拶のとき、全員を前にして「特集班の記者(社員記者と特派記者の二タイプが存在する。特派記者は年間契約の記者)に一番期待しているのは、スクープ、いいネタを取ってくることです」と伝えました。
 実際に記者が「大きなスクープ」「インパクトのあるネタ」を取ってきて、なおかつ雑誌が完売したときには相応の報酬を出しています。
 一人ひとりの記者がどの方向に向かって走ればいいのか、何を期待されているのかがわかっていれば、日常の過ごし方や活動自体が変わっていきます。いい情報がないか、面白いネタがないか、常にアンテナを高く張り巡らしていく。最初の一歩が遅れないように、常に踵が浮いているような状態だともいえます。その結果、『週刊文春』には、面白い情報がたくさん集まってくる。
 具体的にアンテナを張り巡らせるためには、どうすればいいか。何よりも重要なことは「人と会うこと」です。ジャンルを問わず日常的にお付き合いをする。飲食の時間をともにしながら、人間関係を深めていく。そのような付き合いの中から、思わぬネタがポロッと出てくることが、実は非常に多いのです。
 一方で、インターネットの存在も無視できません。ネットによって読者と双方向でつながることは大きなメリットを生みます。約二年前に「文春リークス」という情報提供サイトを立ち上げました。特に2016年にスクープを立て続けに出すことができたおかげで、飛躍的に情報提供が増えました。現場のネタ+「文春リークス」からの情報もあいまって、さらにスクープが増えていくという好循環が生まれています。
 一つお断りしておきますが、もともと「文春砲」を我々が進んで名乗ったことはありません(笑)。ただ、流行語大賞にノミネートされたり、『文春砲』(角川新書)が出版されるなど、多くの方に『週刊文春』を知っていただく機会になったのはありがたいことです。

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最終更新:5/8(月) 9:01
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