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メロンパンでコンゴ支援、起業家志望の24歳

5/9(火) 14:58配信

オルタナ

メロンパンの販売を通してコンゴ支援を行う平井萌さん(24)は起業へ向けて準備中だ。コンゴで紛争被害に遭った女性たちの自立支援になる事業を、来春をめどに立ち上げることを目指している。「一度就職してしまうと、いまの気持ちではやれないはず」と、去年の春に大学を卒業したが就職をせずに、起業資金の500万円を集めるために奔走してきた。(オルタナS編集長=池田 真隆)

平井さんは茨城県出身の1992年生まれ。2016年3月に専修大学法学部を卒業した。高校生のときに食べたメロンパンの美味しさの虜になり、それ以来はまった。「週に3日以上は食べている」というほどのメロンパン好きだ。

大学1年のときに、コンゴ民主共和国で起きている鉱物資源を巡る紛争について知った。犠牲者は第二次世界大戦以降最も多く600万人にも及ぶ。争いの原因となっている資源は、多くの日本人も使用するスマートフォンのバッテリーを長持ちさせるコルタンなどだった。IT化が進み、豊かになる国もある一方で、犠牲者が生まれる構図に、平井さんは疑問を感じた。

コンゴ支援になる活動を始めようと考えたのは3年生になってから。そこで思いついたのが、大好きなメロンパンだった。全国のパン屋から商品を集めて、販売する「メロンパンフェスティバル」を開いた。メロンパンを販売するだけでなく、コンゴの紛争についてのトークイベントなども行い、来場者に啓発した。経費を除いた売上の一部はコンゴ支援団体へ寄付する。2014年の1回目には300人が来場した。8割が20代の女性たちだった。

その後、毎年開いており、広告費は掛けていないが、口コミやSNSを通じて、広がっていった。今年5月に開いた4回目となるメロンパンフェスティバルには2日で2000人が訪れた。全国23店舗のメロンパン屋が出品し、2日間で約9000個の商品を売り上げた。経費を除いた売上は寄付ではなく、起業資金として使う。

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最終更新:5/9(火) 16:00
オルタナ

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