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「やらなければ!」と思い込んでいたことを、あえてやめてみることで心が強くなる?

5/9(火) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

「そもそも、仕事量が多すぎる」

「好きな仕事ができていない」

「パワハラ上司がいる」

こういったことが原因で、やる気が起こらず、会社に行くのが嫌になっている人が多いと指摘するのは、産業カウンセラーである『やめる勇気 「やらねば! 」をミニマムにして心を強くする21の習慣』(見波利幸著、朝日新聞出版)の著者。

ところが多くの場合、仕事量や業務内容、上司の性格などは本質的な問題ではないのだといいます。

なのに多くの人は、これらをなんとかすべきだと思いがち。しかし仕事内容や上司をすぐに変えるのは困難。それに表面的な問題にとらわれ、嫌だ嫌だと思いながら毎日を過ごしていると、どんどん気持ちが落ち込んで行くもの。うつ病などを発症することにもなりかねません。

みなさんに本当の問題に気付いてもらうために、本書ではまず「やめてみてほしいこと」を提案します。

私がこれまで多くのカウンセリングをしてきて実感しているのは、メンタル不調に陥る人は、「心に負荷をかける習慣」を持っているということです。勇気を出してその習慣をやめてみることで、折れない心を育むことができます。また、自分が抱えている真の問題に気付くきっかけにもなるでしょう。(「プロローグ」より)

そんな本書の内容を実践して行くと「レジリエンスを高める」ことにつながるのだそうです。レジリエンスとは、ストレスを跳ね返す弾力性のこと。そして、このことについてイメージしてほしいのは竹なのだといいます。細いけれどしなやかで弾力性に富み、曲がっても自ら元に戻る。そんな竹のような弾力性を身につけることが、レジリエンスを高めるというのです。

「やめてみること」を見つけてレジリエンスを高めるために、第1章「これをやめれば心が強くなる」に注目してみましょう。

愚痴を我慢するのをやめてみる

職場で嫌なことや落ち込むことがあると、つい愚痴をいいたくなるものです。でも「人に愚痴なんていうべきじゃない」「愚痴をこぼすのは格好悪い」と我慢して、ぐっと飲み込んでいる人も少なくないのではないでしょうか? ある意味で、それは当たり前の考え方かもしれません。

しかし著者は、愚痴はどんどん口に出したほうがいいというのです。胸の内にたまった感情を表に出すと、気分がすっきりしてカタルシス効果(心の浄化作用)が得られるから、というのがその理由。

ただし、その効果があるかないかは、愚痴を聞いてくれる相手によるもの。相手がその気持ちを受け取ってくれなかったとしたら、愚痴をいうことで余計に落ち込んでしまう場合もあるわけです。つまり愚痴をいうなら、こちらの気持ちを大切にしてくれる人を選ぶべきだということ。そのため、この相手探しは慎重に行う必要があるといいます。

では、愚痴がこぼせる相手はどうやって選べばいいのでしょうか? この点についての大きな判断材料としては、「自分に興味を持ってくれているかどうか」が挙げられるといいます。そして相手に関心があるかどうかは、態度に表れるそうです。話しかけてもパソコンから目を離さずに応対するような人は、相手の気持ちを大切にしていないわけです。

愚痴を言う時は、相手の行動や態度をよく観察し、ある程度コミュニケーションをとってから、自分の気持ちを受け止めてくれそうな相手かどうかを見極めましょう。もちろん自分の愚痴ばかり聞いてもらうのではなく、相手の話も聞いて気持ちを受け止めることも大切です。お互いに愚痴を言い合える関係の人がいるとよいですね。(20ページより)

愚痴を聞くときは、相手の気持ちを否定したり、自分の価値観を押しつけたりせず、相手の気持ちをそのまま受け取ることが大切。それが「共感する」ということだと著者は記しています。(17ページより)

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