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ブシャール、「憧れの妖精」初撃破の“援軍”告白 激励殺到「普段会話ない選手からも」

5/9(火) 11:48配信

THE ANSWER

「ペテン師」シャラポワ戦の舞台裏、テニス界からエール「みんな応援してくれた」

 テニスのマドリード・オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランク5位の「妖精2世」ことウージニー・ブジャール(カナダ)がマリア・シャラポワとフルセットの激闘の末に7-5、2-6、6-4で勝利し、3回戦進出。ブシャールは戦前、ドーピング違反で15か月の出場停止処分を受けていたシャラポワを「彼女はペテン師」と批判し、テニス界から永久追放を主張。「私は格上」と反撃を受けていたが、過去4戦未勝利だった“元祖妖精”から念願の初勝利を飾った。試合後には、多くの選手から密かに打倒シャラポワの激励を受けていたことを告白。オーストラリア「ABCテレビ」電子版が報じている。

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 2時間51分の死闘を制したブシャールは歓喜の雄叫びを上げながら、コート上で何度も飛び跳ねた。子供の頃からアイドルだった30歳の元世界女王から悲願の1勝をもぎ取った。

 単なる初白星ではなかった。記事によると「今日に関しては他の部分でのモチベーションも自分にはあった。私は彼女に一度も勝ったこともなかった。そして、それ以外の状況というものも存在した」とブシャールは語ったという。

 23歳のブシャールは7歳上の「ロシアの妖精」に子供の頃から憧れて育った。その美貌から「妖精2世」とも呼ばれたが、ドーピング違反で出場停止処分を受けたシャラポワに対する批判の急先鋒となった。

 シャラポワの復帰後、「彼女はペテン師」と一刀両断し、このように永久追放を訴えていた。

打倒妖精に現れた“援軍”「たくさんの選手が私のところに来て、幸運を祈ると」

 「私はそれ(シャラポワの復帰)が正しいことだとは思わない。彼女はペテン師よ。どの分野のスポーツでもペテン師はそのスポーツを2度とすべきではないと思います。正しいやり方で、真摯にプレーしている他の選手にとって、公正ではありません」

 一方、グランドスラム優勝5回のシャラポワはブシャールの糾弾に対して「私は格上」と強気に言い放ち、取り合わない姿勢を示していた。

 記事では、ブシャールが今回の試合に臨む舞台裏を明かしている。

「試合前から本当に気持ちが入っていた。なぜなら、たくさんの選手が個人的に私のところに来て、幸運を祈ると言ってくれた。普段、会話をしないような選手からも、ね。テニス界からたくさんのテキストが届いたわ。みんな応援をしてくれたの」

 女子テニス界屈指のビッグネームであるシャラポワに対し、ドーピング違反で処分明けの直後から大会の主催者側はワイルドカードを与え、出場を認めた。大会側を批判する声は多かったが、ドーピング違反を犯していたシャラポワを公然と糾弾する選手は多くなかった。その裏で、ブシャールにはテニス界の同僚から「打倒シャラポワ」の応援メッセージが殺到していたという。

 多くの後押しを手にする形で今やヒールと化した元祖妖精を倒したブシャール。2014年ウィンブルドン準優勝後、近年は不調から60位とランキングを落としていた。世界が注目した一戦での白星を足がかりに完全復活を果たせるだろうか。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:5/9(火) 13:17
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