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ダーウィンに学ぶ「イノベーションの鉄則」4箇条

5/9(火) 17:10配信

ライフハッカー[日本版]

Inc.:チャールズ・ダーウィンが進化のアイデアを思いついたと信じている人は多いのではないでしょうか。でも、それは間違いです。実際は、彼が登場する前から多くの人が進化について考えていて、数多くの説が提唱されていました。たとえば、ジャン=バティスト・ラマルクは、1801年に進化論に関する本を出版しています。1859年に『種の起源』を書いたダーウィンは、単に有効な仮説を初めて提唱した人物にすぎません。

最近では、ダーウィンの説が予期せぬ分野で存在感を放っています。影響力が大きい医学分野だけでなく、物流からエンジニアリングに至るまで、ありとあらゆるところで、ダーウィンの功績に基づくアルゴリズムが使用されているのです。Pedro Domingos氏は、著書『The Master Algorithm』において、ダーウィンの説は人工知能にも大きく貢献していると記しています。

ダーウィンは間違いなく、人類史上もっとも影響力のある科学者の1人です。『種の起源』から150年以上たった今もなお、彼の説ほど普及していて欠かせない科学的ツールはないのですから。それに、彼の功績はそれだけではありません。彼のイノベーションプロセスから、私たちは多くのことを学べるのです。

1. 探求の価値

イノベーションについて考えるとき、アジリティや起業を思い浮かべる人が多いでしょう。野心のある若者がスタートアップに参加し、ヒット作を生み出すべく、独自のやり方を反復します。あまりお金がかからない早い段階で失敗し、そこから教訓を得て、お金が続くうちにうまく行くビジネスモデルを思いつくことが目標です。それでもうまく行かなければ、別のスタートアップに参加して再挑戦する。そんな姿でしょう。

ダーウィンは、まったく異なる道を歩みました。あまりぱっとしない学生ながら、地質学と生物学への情熱を抱いていた彼は、博物学者として1831年に英国船ビーグル号に乗船し、南米と大西洋を5年かけて探求する旅に出ました。彼が画期的なアイデアを思いついたのは、その航海中のことです。

それは、地質学的な発見から始まりました。山々の高いところに帯状の貝殻を見つけたのです。その光景は、当時彼が考えていた「世界は昔からこの状態だったのではなく、何百万年もかけてこうなったのだ」という説を裏付けるものでした。今ではあたり前のこのアイデアも、19世紀初頭には急進的と考えられていました。

さらに彼を惹きつけたのは、驚くほどの生命の多様性でした。英国から出たことがなかった彼にとって、陸塊、小島、環礁ごとにまったく異なる種の植物や動物が生息していることは大きな驚きでした。このときの体験が、何よりも彼の説に貢献していることは間違いありません。

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