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アフガン麻薬。14カ国、20年の追跡の厚み。

5/9(火) 17:51配信

WIRED.jp

世界の麻薬工場といわれるアフガニスタン。ただ、この場所で生まれる薬物が生み出す災厄は、世界中に目を向けなければ理解できない。国境を越え戦争や犯罪といった負の連鎖を引き起こしていく「アフガン麻薬」という問題を伝えるために、写真家、ロバート・ノースは20年間の取材を辞書なみの厚さの写真集にした。気鋭のジャーナリスト/写真家・小原一真が自らの師でもあるノースの大作『Poppy Trails of Afghan Heroin』をレヴューする。

【写真】アフガン麻薬。14カ国、20年の追跡の厚み。

『Poppy Trails of Afghan Heroin』
ジャーナリスト、ロバート・ノースとアントワネット・デ・ヨングが、20年にわたるアフガン麻薬に関する調査をまとめた写真集。中東のアフガニスタンで生産されたヘロインが現代のシルクロードを通じて戦争や貧困、犯罪をいかに巻き起こしているかを全14カ国にわたる取材、そしてストレートな写真とテキストのレイアウトにより描き出した。2012年にはオランダ写真ミュージアムで展示が行われ、13年のジャーマンフォトブック・アワードの金賞を受賞。
Hatje Cantz Pub刊/ハードカヴァー/170mm×240 mm/全492ページ

ROBERT KNOTH|ロバート・ノース
1963年、オランダ・ロッテルダム生まれ。写真家/ジャーナリスト。紛争地域などをベースとして活動する。「ガーディアン」や「ニューヨークタイムズ」など世界の新聞などに、活動を掲載してきた。同じく紛争地域をベースとするアントワネット・デ・ヨングと、7年かけてチェルノブイリを含めた旧ソ連圏の3カ国、シベリア、ウラル地方の汚染地域を訪れ写真集『Certificate no. 000358』を2006年に発表している。

ANTOINETTE DE JONG|アントワネット・デ・ヨング
1964年、オランダ・ティルブルフ生まれ。文筆家/ジャーナリスト。1990年代初頭にソヴィエトが撤退したあとのアフガニスタンを取材し、タリバン政権下のカブールにも居を構えていた。新聞やテレビなどでアフガニスタン問題の専門家としてコメントすることも多い。

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最終更新:5/9(火) 17:51
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