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折り紙が人類を進化させる!?スゴすぎる新型キッチン用品『Ori-Kit』

5/9(火) 12:10配信

@DIME

折り紙は、我が国日本の固有文化である。

紙そのものは中国発祥のものだが、これは言わば記録媒体として開発された。絵や文字を何に記載すればいいのかというのは、紀元後1,000年間の人類の課題だった。粘土、パピルス、羊皮紙なども存在したが、いずれも利便性において紙には敵わなかった。

【写真】折り紙が人類を進化させる!?スゴすぎる新型キッチン用品『Ori-Kit』

中国史の膨大な一次史料は、紙の存在あればこそである。だがその中国人は、紙を工作に使うということはまったく考えていなかった。

折り紙とは、USBメモリーを積み木かレゴブロックのような玩具として扱う行為に等しい。だが、その折り紙が現代社会に様々な発想の種をもたらしているというのもまた事実だ。

■普段は「1枚の板」

トルコのスタートアップがクラウドファンディング『Kickstarter』に投入したのは、『Ori-Kit』という製品である。

これは折り紙を参考にしたというもので、極めて合理的な収納を可能にするキッチン用品だ。計量スプーン、フライ返し、漏斗、漉し器の4種類が揃っているが、いずれも普段は「1枚の板」として収納できる。

Ori-Kitを使用する時は、板の折り目に従って曲げ、器具を形作るというわけだ。確かにこれは折り紙である。

考えてみれば、キッチン用品というものは非常にかさばる。試しにフライ返しと漏斗を同じ棚の中へ入れていただきたい。どちらも収納に適している形状ではないから、最悪棚を閉められなくなるかもしれない。だがOri-Kitなら、そうした心配はない。何しろこれは「1枚の板」なのだから。

■伝統文化は科学的

伝統文化が現代テクノロジーの進化を促す。そうしたことは、ここ最近よく見かけるようになった。

伝統文化ほど、じつは合理的なものはない。昔の人は質量保存の法則も万有引力もフレミング左手の法則の知らないが、長年の経験から科学的な要素を生活の中に取り込んでいた。「昔の人々は非科学的だった」という発想は、もはや根拠のないステレオタイプである。我々の先祖は日常生活の中で、ささやかな最先端テクノロジーを構築していたのだ。

合理性の象徴である折り紙は、現代科学と融合して更なる進化を遂げた。

Ori-Kitは現在、Kickstarterにおいて30ドル(約3,300円)からの出資を受け付けている。30ドル出せば製品が1セット提供されるということだ。日本への配送には7ドル(約770円)が加算される。

筆者としてはこのOri-Kitが市場投入され、一般の店頭に並ぶことを望みたい。

文/澤田真一(さわだ まさかず)

@DIME編集部

最終更新:5/9(火) 12:10
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