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新ブランド『HITOTOKI』から読み解くキングジムの“女子文具戦略”

5/9(火) 18:10配信

@DIME

オフィス文具メーカーのキングジムが、2017年4月18日に新ブランド・新製品発表会を開催。「日々をたのしむ」をテーマとした、新しい文具ブランドを発表した。そのブランド名は『HITOTOKI』。まず同社の常務取締役 開発本部長である亀田登信氏が登壇し、新ブランド発表の経緯を説明した。

【写真】新ブランド『HITOTOKI』から読み解くキングジムの“女子文具戦略”

キングジムは今年で創業90周年を迎える。主力は『キングファイル』と『テプラ』で、これらは日本のオフィスでは欠かせない商品とも言える。近年では新感覚の電子メモパッド『ブギーボード』や、名刺やメモなどがペタペタ貼り付く電子吸着ボード『ラッケージ』など、機能的な電子製品やデスク周り製品なども数多く扱っている。

そんなことからビジネス文具やデジタルガジェットの印象が強いキングジムだが、近年には女子向け文具の商品開発にも力を入れている。「女子文具は予想以上の売上げを達成するなど、多くのユーザーから指示を得ています。この勢いを加速させるために、新たなブランドを立ち上げることにしました」と亀田氏。

続いて商品開発部の望月真希子氏が新ブランドについて説明。キングジムでは2010年11月にターゲットユーザーを女性に絞った初めての商品として、マスキングテーププリンター『こはる MP10』を発表。発売以来好評で、2013年には『ガーリー「テプラ」』、2015年には『暮らしのキロク』と女性ターゲットの商品を拡大。「女性向けのカテゴリが定着し、女子文具と呼んでもらえるようになりました」と望月氏はこれまでの経緯を語る。

2016年に公式サイトに女子文具をまとめたサイトを立ち上げるなど、軌道にのっていることや、同社の女子文具のコンセプトが、「ひと手間加えることで暮らしの中のヒトトキが楽しくなる文房具」と共通していたこともあり、「ブランドとしてまとめたい」と今回の立ち上げに至ったと言う。

『HITOTOKI』ブランドは既存の6製品と、新製品の『こはる MP20』を加えた7製品で展開。「何気ない日々をもっと好きになる、そのきっかけとなるヒトトキを作り出せるような文房具を作り続けたいと、このブランド名になりました」と望月氏。シンボルマークはブランドに込められた時を表す時計がモチーフ。時計の枠は日々の陽の光を表すプリズムをイメージした六角形で、針は人という漢字になっている。「人と時と日々を楽しく紡いでいけるブランドにしたい。新製品が待ち遠しいと思ってもらえるブランドに成長させたい」と締めくくった。今後は夏以降に製品の拡大を予定している。

同じく商品開発部の井上彩子氏からは、新製品の『こはる MP20』の説明が行なわれた。これは女子文具の先駆けとして登場した『こはる MP10』の後継機種で、文字を入力し、絵文字やフレームを選んでプリントを押すだけで、簡単にラベルが作成できるというもの。従来の機能を一新し、より暮らしにフィットする形でリニューアルした。プリントできるテープも従来のマステに加え、光沢のあるフィルムテープも追加となり、水はねを気にせず、キッチンアイテムなどにも利用できるようになった。

「手の平サイズで小さいですが、機能が充実した製品です。サイズは4段階、フォントは7種類、絵文字は396種類、フレームは36種類と豊富に搭載しています。今回から縦書きにも対応し、文字列を縦横から選べるので、ファイルの背表紙のタイトルなどにも、利用して頂けるようになりました」と井上氏。デザインには北欧テイストを取り入れ、まるで雑貨のような見た目を目指した。「おうち型のデザインはシンプルでインテリアのポイントにもなるので、飾りながら使って頂くのもおすすめです」と魅力を語った。

取材・文/綿谷禎子

@DIME編集部

最終更新:5/9(火) 18:10
@DIME

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