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シリコンバレー在住の起業家が語る「生活コストが米国最高クラスの街に家族とともにビジネス進出するということ」

5/10(水) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

Apple、Google、Uber...世界の最先端企業が集う街、シリコンバレー。米国でもトップクラスの地価を誇るこの街での生活にはとにかくお金がかかります。

しかし、デジタルマーケティング会社を経営する起業家である私、楠山健一郎は事業の開発・開拓、ネットワーキング、そして子どもを有名IT企業が生まれた土地で育てられることのメリットを考え、家族とともに移住を決意しました。

今回は「シリコンバレーで暮らす起業家の生活」をご紹介するとともに、起業家がビジネスを展開していくうえで必要なことをお伝えしたいと思います。

楠山健一郎(くすやま・けんいちろう)

米国系石油会社の日本支社長としてアメリカ人などに囲まれて仕事をする父親の姿を間近に見て育ち、自分も将来世界で勝負したい、日本の外に出て多様な人たちと働きたいと感じながら育つ。国際基督教大学(ICU)卒業後、シャープ、サイバーエージェントに勤務。2001年にトムソン・ロイターに入社、メディア事業部門・日本責任者を務め、ロイター.co.jpの急成長を実現する。株式会社オークファンの執行役員を務めた後、株式会社プリンシプルを設立。シリコンバレーにオフィスを構えるとともに、家族と移住し、現在も同地在住。

ハイレベルな教育を受けられる地域は限られている

筆者が居を構えるサニーベール市のストリートの1つ、マーフィー通り。同市はシリコンバレーを作り上げている主要都市の1つであり、Yahoo!の本社やApple社、Google本社からも近いという好立地であるとともに、日本人駐在員が多い地域でもあります。

2016年にビザを取得した私は、住みやすさ・AppleやGoogleなどの有名企業本社に近い・人種的な多様性に富む・治安の良さ・ハイレベルな教育を受けられる学校があるといった理由から、シリコンバレーを構成する都市の1つである、サニーベール市に居を構えることにしました。

長男・長女・次男・妻と自宅前で。私が取得したビザは、投資家ビザ(E2ビザ)。今までの実績と、今後アメリカに投資し、雇用を生み、納税するとアメリカの移民局・大使館に証明することで、5年のビザを発行されています。家族も私同様にE2ビザを発行されており、妻は申請すれば米国内での就労も可能です。

自宅には160平米くらいの庭付き一戸建てを選びました。家賃はおよそ4000ドル/月です(原稿執筆時1ドル=115円のレート換算で約46万円)。マネージャークラスが住む物件としては平均レベルだと思います。建物は1960年代のものですが、リノベーションのおかげで快適に暮らせています。

敷地内にある離れの建物は個人的に特に満足しているポイントです。自社の社員が来日した際には、ここにステイしてもらっています。

どこに住むかを決めるにあたって一番重要だったのが、「アメリカではどこに住むかで子どもが受けられる教育レベルが決まる」という点です。アメリカでは学校ごとに教育レベルが1~10でランク付けされている一方で、学区は居住地によって決定されるため、子どもに質の高い教育を受けさせるためには教育レベル8~10の地域に住む必要があります。

そうした地域は治安も良く、人気も高いため家賃が上がるというデメリットがありますが、私はコストがかかるとしても子どものために良い学区に入れるサニーベール市を選択しました。

とはいえ、サニーベール市内ならどこでもいいというわけではありませんでした。たとえば、教育レベルの高い学区の中には、数学が得意なインド系の子どもが8割になるような地域や、日本人が多く集まるエリアもありましたが、生徒の多様性を重視し、1クラスに日本人が少ない学校に通える場所を選んでいます。

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