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【ロードバイク情報】カンパニョーロがディスクブレーキコンポ「H11」を発表

5/10(水) 12:17配信

CYCLE SPORTS.jp

ついに製品化された油圧ディスクブレーキ

ここ数年、ロード用コンポーネント界を賑わせているディスクブレーキ。シマノ、スラムに続いて、ロード用コンポーネントブランドの雄、カンパニョーロがついにリリースした。スペイン・カナリア諸島で開催されたプレスローンチからその詳細をお伝えする。

昨年、カナリア諸島で開催されたプレスローンチでプロトタイプがお披露目され、ユーロバイクでも展示されていた注目のロード用ディスクブレーキコンポーネントが製品化された。「H11」と名づけられたコンポーネントで、既存のコンポーネントであるスーパーレコード、レコード、コーラスをディスクブレーキ化するための製品群を指す。

各グレードにディスクブレーキが追加されるのではなく、互換性がある。製品のグレードはスーパーレコードクラスで作られているという。機械式変速用と、電動のEPS用がある。またミドルグレードのポテンツァディスクブレーキ化用として、ポテンツァ11も発表された。どちらも油圧式のみ。

H11の特徴は「カンパニョーロらしさ」がディスクブレーキをどう表現したかというところにある。同社の大きな特徴であるエルゴパワー。シフトアップ、シフトダウン、ブレーキの3つの操作が3つのレバーにわかれている明快な設計はもちろん継承され、ブラケットのサイズも先端部分はほぼ同じ。その先端部分は油圧のリザーバータンクを装備するために8mm長くなっているが、エルゴノミックであることにこだわった形状となっている。

ブレーキレバー、シフトダウンレバーは、ハンドルに対してのレバーポジションを独立で調整可能。また、ブレーキレバーを操作した時に、制動がかかり出すまでのリーチもショートとロングの2種類選ぶことができる。オイルはミネラルオイルを使用する。

ブレーキキャリパーは、ドイツのマグラ社との協力によって開発された。キャリパー内にはマグネットが装備され、ブレーキリリース時の操作感を向上させている。あわせられるパッドはレジンパッドで、特許技術が使われており非常に優れた耐熱性をもつ。テストでは、他社が650wの負荷をかけた時にパッドが破損してしまったのに対して、カンパニョーロのものは800wでも壊れない。パッドはもちろん、キャリパー、ローターのトータルで放熱性ではなく耐熱性を向上させた。

ブレーキローターは、3層構造で真ん中がアルミ、外側がスチールだ。フロント160mm径のみ。リヤは160mmと140mmが選べる。エッジ部分は面取りしてあり、落車時にローターでライダーがケガを負うリスクを軽減している。固定方法はセンターロックタイプのみ。パッドを正面から見ると、ホイールを取り付ける時にローターが進入する側がハの字に面取りされており、ホイール交換時の利便性向上が図られている。ノイズの少なさと、スムーズな操作性を重視した。

クランクもH11シリーズに登場する。いままでのロードバイクはエンド幅130mmだが、ディスクブレーキロードの場合は142mmが主流。エンド幅が広がったことにより、チェーンラインが外側に広くなるのに対応すべくチェーンリングの位置が外側にオフセットしている。

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最終更新:5/10(水) 12:28
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