ここから本文です

田中直樹さん離婚で注目 「親権」が父親に認められやすいパターンは?

オトナンサー 5/10(水) 6:01配信

 お笑いコンビ・ココリコの田中直樹さんが、女優の小日向しえさんとの離婚を発表したことが大きな話題に。とりわけ、2児の「親権」を田中さんが持つことに注目が集まっているようです。

 親権といえば、一般に母親が持つもの、というイメージがあります。田中さんと小日向さんは協議離婚でしたが、親権の決定が審判・裁判に委ねられた場合、父親が有利になるパターンとはどのようなものでしょうか。

 オトナンサー編集部では、アディーレ法律事務所の鳴海裕子弁護士に聞きました。

どちらの親が「子どもの利益」にかなうか

 鳴海さんによると、父親と母親のいずれが親権者となるのか、協議で決まらない場合は、調停によって決定されますが、それでも決まらなければ、親権者を指定するための審判もしくは訴訟に進み、裁判所が親権者を指定します。

 一般に、いずれの親を親権者とするかの判断基準は、どちらが養育したほうが子どもの利益にかなうのか、によります。

 それでは、親権者を決定する審判・裁判において、父親が有利になるパターンとはどのようなものでしょうか。

【主に父親が育児をしている場合】

 何らかの理由で、母親ではなく、父親が子どもの監護養育を行っていた場合、親権は父親側に認められることが多くなります。

【母親が子どもを虐待していた場合】

 母親が、子どもに対する虐待や育児放棄をしていたことが証明されれば、親権を母親に持たせると「子どもの幸福」につながらないと判断され、親権は父親側に認められることが多くなります。

【子どもが父親を選んだ場合】

 審判においては、子どもが15歳以上の場合、裁判所は子どもの意向を確認しなければなりません。子どもが「父親と暮らしたい」と言えば、親権は父親側に認められることが多くなります。ただし、子どもの意向のみで決まるというものではなく、親権が母親側に渡る可能性もゼロではありません。

「お金持ち」「高学歴」では有利にならない

 鳴海さんによると、このほかにも、「母親が病気療養で十分な育児ができない」「母親が入院などによって、長期間育児ができない時に子どもを預けられる親族がいない」などのケースでも、父親側に親権が認められることが多いそうです。

 また、父親はそれまでの住居にとどまり、母親が遠方に引っ越しするなどの場合も、子どもの居住環境に大きな変化をもたらさない父親のほうが幾分、有利になるとのこと。

 ただし、父親のほうが「お金持ちだから」「高学歴だから」という理由だけでは、父親が有利になることはありません。

「母親が専業主婦であっても、離婚後は働き、父親から養育費をもらったり、児童手当や母子家庭への助成を受け取ったりできるため、父親は『お金持ちだから』という理由だけで有利にはなりません。お金持ちであるほど、多忙で育児がおろそかになる可能性もあります。学歴も然りです。最終的には、子どもの利益と福祉を総合的に判断し、決定されることになります」(鳴海さん)

オトナンサー編集部

最終更新:5/10(水) 7:49

オトナンサー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

オトナンサー

株式会社メディア・ヴァーグ

日々報じられるニュースの中から気になる話題をピックアップし、掘り下げた記事や、暮らしに役立つ基礎知識などをお届けします。