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アコーホテルズ、サステナブル施策で食品廃棄を6割減

5/10(水) 22:48配信

オルタナ

500カ所の菜園開設とCO2排出量3%減

世界中90か国以上で3,500軒以上のホテルを展開するアコーホテルズ(本社・パリ)が、サステナビリティ推進プログラムに着手して1年が経過した。特に「フード&ドリンク」と「エネルギー効率の改善」の2分野に注力した。前者の取り組みでは、500カ所以上の菜園を開設し、この1年で食品廃棄物を6割減らした。後者では、グループ全体のエネルギー消費を2.4%、CO2排出量を3%削減できたという。(クローディアー 真理:オルタナ/Sustainable Brands Japan)

現在進められているのは2011年から始まったサステナビリティ推進プログラム「プラネット21」の第2段階。同社のサステナビリティ部門責任者・アーノード・ハーマン氏は「第2段階初年は、テクノロジーを取り入れ、試しながら学ぶ『テスト・アンド・ラーン』に尽力した1年だった」と振り返る。

1000食以上の余剰食を再分配

「フード&ドリンク」分野では、パリ市内にあるホテルの菜園にアーバン・ファーミングの技術を導入した。具体的には、栄養分を含んだ液体の中で野菜を栽培するハイドロポニックス(水耕栽培)や、液体肥料を噴霧して空中で野菜を栽培するエアロポニックス(気耕栽培)を始めた。

同市内の系列ホテル20軒では、「トゥー・グッド・トゥー・ゴー(Too Good To Go)」アプリケーションを通し、数カ月間に1,000食以上の余剰食を再分配。ドバイにある系列ホテルでは、外食産業における食品ロスを減らすためのシステム「ウィノウ(Winnow)」を採用し、食品廃棄量を月に80%削減、週当たり400USドル(約4万5千円)のコスト減に成功している。

「エネルギー効率の改善」分野においては、合理化を図るために、水とエネルギーの消費を測定・分析する機器を、パリ市内24軒のホテルに取り付けている。アコーホテルズは、今後、世界各国で経営するホテルに、こうしたテクノロジーの使用を拡大し、目標の早期達成を目指すとしている。

最終更新:5/10(水) 22:48
オルタナ

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