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現欧州組の元日本代表MFが語る日本とドイツの違い 「思い切りぶつけ合える」

5/10(水) 9:30配信

Football ZONE web

ドイツ2部カールスルーエで3季目を戦う山田、両国の違いについて言及

 元日本代表MF山田大記が所属するドイツ2部カールスルーエSCは、4月29日のカイザースラウテルン戦で1-3と敗れ、無念の3部降格が決まった。試合後、山田はブログで「この悔しさを、経験や学びという言葉で片付けてしまいたくはないので、時間を掛けて、しっかりと向き合いたい」と綴っていたが、8日には日本とドイツの違いについて言及している。

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「僕が感じる、日本とドイツの違い。その一つに、“選手とサポーターの関係性の違い”があります。日本では、応援する側と、応援してもらってる側。その関係性が強い気がします。互いに尊重しあい、互いを大切に思っていて、間違いなく素晴らしい関係です」

 山田は2011年から14年7月までジュビロ磐田に3年半在籍し、明治大から加入した1年目のシーズンからチームの顔でもある10番を背負い、サックスブルーのサポーターから愛された。カールスルーエに移籍して今季で3シーズン目を戦うなかで、改めて日本のサポーターの素晴らしさを語った。その一方で、ドイツの場合は一味違うと明かしている。

「対してドイツでは、少し違います。言葉にするのは難しいけど、日本に比べてオープンで、自由で、対等です。サポーターに不満があれば、選手は試合後、挨拶にすら行きません。サポーターが、応援を放棄することもあります。試合後に挨拶に行った時に、喧嘩というか、激しい言い合いになることも珍しくありません。ドイツに来たばかりの頃は、日本と違って互いに敬意を払っていないのかなと感じました」

 ドイツに渡った当時は、いわば“サポーターショック”に直面した形だが、今では少し違った感覚があるという。

ある前提があるからこそ「ぶつけ合える」

「思いや感情を、率直にぶつけ合ったり、仲違いできるのは、何があっても離れず、同じ方向を見据えてくれる仲間だという前提があるから。3年間ドイツでプレーしてきて、そんな目に見えない繋がりを感じるようになりました。その信頼や期待があるから、怒りや苛立ちが生まれるし、それを思い切りぶつけ合える。そう考えると、一つの関係性として、これも素晴らしいものです」

 3年間のドイツ生活で直接目にし、感じ、考えた日々を経て、山田の中でサポーター観も形を変えた。そして「この関係性の違いから、僕らが学ぶべきものもあるのかなと思います」と、今では前向きに吸収しようと努めている。

 ドイツと日本では国民性が異なると前置きし、「日本人には日本人なりのサッカー界やクラブの発展のさせ方がある」としながらも、一つの関係性としてこんな願望を口にした。

「選手同士の関係性と同じで、互いに敬意を欠いてはいけないけど、馴れ合いでもいけない。感謝や敬意が根底にあるのは大前提として、もっとこうしてくれって、選手がサポーターに、サポーターが選手に要求できる関係性であれたらと思います」

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最終更新:5/10(水) 10:35
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