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ハグ会、1円チェキ、ゲーム会……まさに特典会の見本市!「武道館アイドル博2017」参戦レポート

5/10(水) 20:03配信

おたぽる

 今、日本で活動する多くのアイドルが目指す場所、それが日本武道館。しかし、そこにたどり着けるのは、ほんの一握りの人達のみ。

 そんな武道館で、5月6日に「武道館アイドル博2017」なるイベントが開催された。出演するアイドルは200組以上、総勢1,000人にものぼり、発表時から大きな話題となっていた。

 ただし、今回の催しはあくまでも「博覧会」。基本的にライブはなく、物販と“接触”と呼ばれる特典会、そしてトークステージのみである。

 これまでも「夏フェス」などでは、物販エリアが設けられていることが多かった。しかし、それだけをメーンとしたイベントが行われるのは初となる。一体どんなことになるかと興味津々で出かけていった。

 開場となる10時に武道館に入場。ちなみに、イベントは全体で3部構成となっており、各々の入場は1,500円、通し券は3,000円となっている。まずは会場の傍らに設置されたトークステージへ。

 こちらでは、チュートリアル・福田充徳がMC、コメンテーターには吉田豪を迎え、物販に参加しているアイドルたちのトークが行われている。

 ネットで配信されているが、現場での観覧スペースには限りがあり、こちらは在宅の人向けのサービスと思われた。

 さて、さっそく会場内を見ていく。

 武道館の観客席、いわゆる一般の客席内には入れないようになっており、アリーナの部分に約90のブースが設けられている。

 10時を過ぎて、各アイドルたちが指定のブースへと入っていく。ざっと見回しただけでも、ステージ衣装やコスプレ風のものなど、実にきらびやかかだ。

 中でも、ひときわ参加者の目を引いていたのは、「原宿物語」。

 なんと全員が体操服にブルマ姿。最近すっかり見なくなった衣装から伸びる美しい脚に、観客たちは釘付けとなっていた。

 そして通路を歩いていると、あちらからもこちらからもアイドルが声をかけ、チラシを渡してくる。こんなに可愛い子たちからいっぺんに声をかけられることもないので、なかなかいい気分だ。

 そんなこんなしているうちに、30分ほど経ち、会場も満員になってくる。人が集まっているブースの前では、人波をかき分けて歩かなければならないほどだ。

 細かく見ていくと、各アイドル運営とも、特典をいろいろ工夫をしているのがわかる。

 握手、ツーショットチェキが定番だが、ファンとゲームができるもの、自作のおにぎりを売るもの、本格的な機材を持ち込んで撮影会を行うものなど、さまざまである。

ハグ会、1円チェキ、ゲーム会……まさに特典会の見本市!「武道館アイドル博2017」参戦レポートの画像2
「CY8ER」ハグ会の様子
 さて、11時からは見逃せないイベントがある。元「BiS」の苺りなはむが在籍するアイドルユニット「CY8ER(サイバー)」が、無料のハグ会を行うというのだ。

 これはぜひ体験しておかなければならない、そう思いながらブースを探すと、すでに前には長蛇の列。さっそく最後尾に並ぶ。

 しばらく待ってメンバー登場。何やら前方がざわついている。何かと思いながら身を乗り出してみてびっくり。

 なんとメンバーが全身防護服(しかもお腹には詰め物)にガスマスク姿で登場。このインパクトには思わず笑ってしまった。

 何はともあれ体験。無料での物販が禁止となったようで、ハグの前に100円を箱に入れる。するとメンバーが背中からギュッと抱きしめてくれる。防護服越しとはいえ、アイドルにハグしてもらうのは悪くない。なかなかシュールな光景で、Twitterなどでも大いに話題となっていた。

 さて、引き続き会場を眺めると、チェキがインフレを起こしている。一般的には1,000円~2,000円程度が相場だが、どんどんと価格が下がり、とうとう1円チェキまで現れた。

 出店にはお金がかかっているそうだが、知名度を上げるためにも、採算度外視でやっているのだろう。

ハグ会、1円チェキ、ゲーム会……まさに特典会の見本市!「武道館アイドル博2017」参戦レポートの画像3
「1円チェキ」も登場
 そうこうするうちに13時となり、1部が終了。ここでお客は、一旦会場外へ出される。

 客席で待機できるようにしてもいいのではないかと思うが、このあたりは今後の課題になるだろう。

 30分の休憩の後、2部入場。

 ブースの多くが入れ替わり、また個性的な面々が並びだす。

 ここでは、「ぼったくり物販」でおなじみの里咲りさが、粗品のタオルにサインを入れて、1,000円で販売。もはやおなじみの光景となって、多くのファンが買い求めていた。

 もう一つ面白そうだったのが、「ブルートリップ.」の2人。

 くじを引くと、出た数字に応じて、「メンバーから散髪される」「メンバーから腹パン(腹にパンチ)される」「メンバーの髪を嗅げる」などユニークな特典がついてくる。好評だったらしく、Twitterにもいくつか画像が上がっていた。

 さて、ここで一度外に出て休憩。食事を取ることにする。

 これだけのイベントなのだから、外に食べ物を提供するワゴンなどを手配し、アイドルの関連したメニューを用意するなどしてもいいのではないかと思う。

 食事を終えて武道館に戻ると、正面入口の前では、出店しているアイドルグループが次々と記念写真を撮っている。中に入らず、それを眺めているだけでも楽しい。

 やがて2部が終了、続々とお客が外に出てくる。セッティングなどの関係があり、3部は10分遅れの17時10分に入場になるとのこと。

 開場の時間を待ち、3部に入場。さっそく、各ブースにお客が集まる。

 ここで人気を集めていたのは、「ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)」の「ライブしないんかい」Tシャツ。

 メンバーの、ぺろりん先生こと鹿目凜がイラストを描いたものだが、今回のイベントで、ライブがないことを逆手に取ったデザインがウケたようだ。

ハグ会、1円チェキ、ゲーム会……まさに特典会の見本市!「武道館アイドル博2017」参戦レポートの画像4
「ベボガ!」のライブしないんかいTシャツ
 このブロックには、「生ハムと焼うどん」の西井万理那も参戦。こちらも長い列ができていた。

 終了時間も近くなってくると、会場の熱気も高まってくる。音は出せないものの、生歌でライブをするアイドルがいたり、ビキニ姿になってチェキを撮り出すグループがいたりと、各運営も力が入ってくる。

 そして、20時過ぎ、10時間に及ぶ長いお祭りは幕を閉じた。

 現場の盛り上がりもさることながら、ネット上で多く話題となり、常にTwitterをチェックしながら、会場を歩いているような状態だった。

 また、トークコーナーはじっくり見る時間がなかったものの、吉田豪のコメントに対する評価が高く、彼がイベントを支えたとの声も多かった。

 イベント中や、イベント後の発言で、彼女たちの幾人かは、「必ずライブでここに来る!」と誓っていた。

 武道館の正面で記念撮影をするアイドルを見ながら、一人でも多くの思いが叶うことを願わずにはいられなかった。

 果たして、第2回目の開催があるのか、それはわからない。

 ただ、今回で終わったとしても、アイドル界にひとつの伝説が生まれたことは間違いないだろう。

 そして、それを体験した目撃者となれたことが、なんだかうれしかった。
(文=プレヤード)

最終更新:5/10(水) 20:03
おたぽる