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メンタルヘルスについて間違って信じ込んでいる5つの通説

5/11(木) 19:40配信

ハーパーズ バザー・オンライン

鬱や不安、躁鬱など精神疾患を抱えていることを話す人が次第に増えてきた。それでも、今なお多くの誤解が広まっていて、こうした症状は恥ずかしいものという考えがなかなか消えない。以下のような誤解を解いて、本当のことを知っておこう。

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1.「私は落ち込んでいる」は「私は悲しい」という意味だ。

鬱と悲しさの違いを明確にすることが大切。悲しいという感情は、誰もが経験する、よくある人生の一部で、そのうち過ぎていく。しかし、鬱になると、日常生活でやらなければいけないことをするのが常に困難になってしまう。鬱の人の中には、「悲しい」という感情をまったく感じない人さえいる、とイギリスのNational Institute of Mental Health(NIMH)。

2.鬱は鬱という一種類でしかない。

NIMHによると、鬱には2つの主要なタイプがあるという。臨床的鬱病(MDD)と、慢性的鬱病(PDD)だ。しかし、この中にも、またこれ以外にも多くのタイプの鬱がある。たとえば、メランコリー型鬱病というMDDの一種は、強い悲しみや絶望感が続く症状。心因性鬱病は、主要なタイプに他の精神病が組み合わさった症状。また、冬に起こることが多い季節性情動障害(SAD)などがあり、これらはほんの数例に過ぎない。

3.心配しすぎるから不安になる。

不安というのは、時々何かを心配したり、怖がったりすることと同じではない。臨床的症状になると、血圧が上がる、汗をかく、めまいがするといった身体的変化が現れ、ひどい緊張感や心配(考えが繰り返される)のため、ある特定の状況を避けることが多くなったりする。(American Psychological Association=APAのリサーチ)

4.不安は生活の中でよく感じるものだ。

不安障害は臨床診断であるだけでなく、最もよくあるタイプの精神疾患でもある(Substance Abuse and Mental Health Services Administration=SAMHSA)。よくある不安には、パニック障害やパニック発作、広場恐怖、社会不安障害、選択的無言症、分離不安、特定恐怖症、全般的不安障害(GAD)などがある。

5.精神疾患の患者数は誇張されている。

統計を見れば、完全な間違いだとわかる。世界保健機構(WHO)によると、2010年の統計では、精神疾患と薬物乱用障害が、世界中の身体障害の主要因になっており、鬱のような神経精神疾患や多動性障害(ADHD)、OCDなどがアメリカの身体的障害の原因として最も多い。

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