ここから本文です

栃木ブレックスの司令塔・田臥勇太が語るBリーグ初代王者への想い

5/11(木) 17:53配信

webスポルティーバ

◆Bリーグ2016-2017 クライマックス(1)

 6つのNBAチャンピオンリングを持つスコッティ・ピッペンは、プレーオフを勝ち抜くコツをCMでこう言っている。

【写真】バスケットほか、スポーツ界を彩る美女アスリートたち

「これが人生で最後の試合だと思ってプレーするんだ。次の試合が始まるまでは」

 60試合ものレギュラーシーズンを駆け抜け、上位8チームのみに出場が許されるBリーグ・チャンピオンシップ2016-2017(以下:CS)。クォーターファイナルで2勝、セミファイナルで2勝、そしてファイナルで1勝――。あと5つの勝利を積み重ねれば、ついにBリーグ初代王者の栄光が待っている。

 栃木ブレックスの田臥勇太(PG)は「このチームにはチャンピオンになるチャンスも、資格もあると思います」と言う。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

「もちろんCSでは楽な相手も、楽な試合もひとつもない。まずは千葉ジェッツとのクォーターファイナルの初戦のことだけ考えます。僕たちがシード上位ですが、ここまできたらレギュラーシーズンの順位なんか関係ない。そもそも、千葉とはレギュラーシーズンで4勝4敗。オールジャパンでは負けているので、トータルでは負け越している。チャレンジャーのつもりで戦います」

 田臥は、栃木ブレックスは、Bリーグ初代チャンピオンになるためにずっと準備してきた。そしていよいよ長い、長いシーズンのゴールが目前に迫っている。

「チームとしていかにチャンピオンシップに照準を合わせられるかを、ずっと考えてきました。コーチもシーズン開幕当初に言っています。『マラソンのようなシーズンになる。選手それぞれはもちろん、チームとしても成長していけるよう集中しよう』と」

 チームメイトの成長を実感した瞬間が、田臥にはある。

 5月3日、アウェー代々木第二体育館でのアルバルク東京戦。田臥は左足首の捻挫のため欠場し、コートサイドから戦況を見守った。栃木は田臥のみならず、ジェフ・ギブス(PF/C)もひざの捻挫で不出場だった。

 下馬評では栃木不利。しかし、試合は栃木が終始リードで展開する。終盤に一度は逆転を許すものの、土壇場で再逆転し、栃木が79-76で競り勝つ。この勝利で、栃木の東地区優勝が決まった。

「チームメイトが頼もしかったですね。『誰がコートに立っても、チームとしてやるべきことをやる』というマインドが徹底されていました。徹底できたことが、試合結果にもつながったと思います」

 そして地区優勝を決めたこの試合が、コートに立っていなかったにもかかわらず、田臥がより優勝を渇望した瞬間だった。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか