ここから本文です

インテルと江蘇蘇寧の技術部門統括が共同に 選手の左遷が背中合わせ…クラブ間で人事異動も

5/11(木) 16:40配信

Football ZONE web

両クラブ技術部門の共同コーディネーターに前ローマSDのサバチーニ氏就任

 日本代表DF長友佑都が所属のインテルは、今季開幕前に中国企業の蘇寧グループが株式約70%を買収して実質的なオーナーになっているが、よりグループの一員としての立場が明確にされることになった。中国での保有クラブ江蘇蘇寧の本拠地・南京で、両クラブ技術部門の共同コーディネーターに前ローマSD(スポーツディレクター)のワルテル・サバチーニ氏が就任することが発表された。

【一覧】海外日本人プレーヤー43人「最新推定市場価格ランキング」

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は南京での記者会見をレポートし、サバチーニ氏のコメントを報じている。

「私は興奮とともに蘇寧からのオファーを受け入れた。そして、ここにいることを誇りに思う。江蘇とインテルの両クラブがどちらも勝利を収められ続けるように、野心的にプロジェクトを進めるつもりだ。2つの異なるチームであるが、偉大なる統一されたグループである必要がある」

 両チームの技術部門の統括が共同となり、インテルと江蘇の間で“人事異動”の色が濃い選手の移籍や指導者の行き来が予想される。すでに江蘇からはオーストラリア代表DFトレント・セインズベリーが冬の移籍市場において半年間の期限付き移籍でインテルに加入している。DFアンドレア・ラノッキアの移籍が決まったことによる万が一のための獲得という色が濃かったが、こうしたグループ内での融通は加速することになりそうだ。

中国行き、今季開幕前に2選手が断る

 一方で、インテルの選手たちにとっては、中国への“左遷”が背中合わせになる。すでに今季の開幕前の時点で元ブラジル代表MFフェリペ・メロやイタリア代表FWエデルが江蘇への移籍を断ったと報じられている。しかし、こうした流れの加速は、長友のようにレギュラーとベンチの境目にいるような選手には他人事ではなくなりそうだ。

 長友は今季終盤戦までベンチ要員だったが、ここ4試合は先発出場。だが、ナポリ戦で失点直結のミスを犯し、その後も低調なパフォーマンスが続いて地元紙から酷評されていた。刷新を進めるチームで、その立場は再び揺らいでいる。

 名実ともに“チャイナ・インテル”への道を一直線に進んでいるイタリアの名門は、チャイナマネーを効果的に使って復権を果たすことができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:5/11(木) 16:40
Football ZONE web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Football ZONE web

fangate株式会社

日本代表や欧州各国リーグなど、国内外のサッカー情報を毎日更新